李朝 (韓国料理) 成城

 成城は、駅ビルの成城CORTYもできて集客力も増し、従来のセレブのまちというイメージに加え、若い人にも楽しいまちという印象が加わった。今、成城が元気である。
 駅の周辺の人通りは大変多く、賑やかで楽しいが、少し落ち着いて食事をしたいという方は、路地に1本入ってみると良い。駅のすぐ近くでも、落ちついて静かに食事ができるお店がたくさんある。

 韓国料理の李朝がそんな店だ。駅からほんの1~2分なのに、ゆっくりとそしてゆったり食事ができる。路地に入った、それも地下のお店だから、知っているお客さんしか来ない。地下であるが、道路側のオープンの階段で降りていくため閉塞感はまったくない。19年4月にオープンしだばかりということで、機能的でシンプルな店内が美しい。

 席は、入り口すぐに6人がけ1卓、その奥に4人がけ2卓と2人がけ2卓、そして奥にお座敷席4人がけが2卓で、MAXでも26人という小ぶりのお店であるが、テーブルは比較的ゆっくりしていて、テーブルにきれいにスポット照明が当たっている。

Rityou0101 土曜の昼に行ったが、ランチメニューは充実していた。プルコジ、サムゲタン、スンドゥブチゲ等のセットメニューのほか石焼ビビンバや冷麺、ビビン麺などが1000円~1500円ぐらいの設定になっている。
 石焼ビビンバとビビン麺を食べた。石焼ビビンバは、店員さんが客のテーブルで辛さの好みを聞いて、辛いたれをいれ、混ぜてくれた。相当に熱く熱した器から煙が上がりいい匂いが流れる。自分ならこの辺で食べ始めるかなぁ、と思うあたりでも店員さんは手を止めず、一所懸命混ぜる。だんだんご飯の色が全体に薄い茶褐色に変わってきて、最後に壁面にご飯を押し付けて終了。食べてみると、今までどこで食べた石焼ビビンバよりも美味しかった。石焼ビビンバは、混ぜ方で味が変わるのであり、混ぜきるまでが調理だと分かった。
 また、スープ無しの冷麺であるビビン麺も、辛さの中に甘みがあり、強い弾力の細麺がとても旨い。食べる時に、はさみで十文字に切ってくれたので、食べやすくなった。

成城6-8-8アイケアビルB1 地図 3789-7700 年中無休
平日 ランチ11:00~15:00(L.O.14:30)  ディナー17:30~24:00(L.O.23:30)
土曜 ランチ11:00~15:00(L.O.14:30)  ディナー17:00~24:00(L.O.23:30) 
日祝 ランチ11:00~15:00(L.O.14:30)  ディナー17:00~22:00(L.O.21:30)  

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桜一 (ちゃんこ) 下馬

 「びっくりする程おいしいパン屋がある」と聞いて、勇んで行ったのが、世田谷公園入り口近くの「シニフィアン・シニフィエ」。パン屋と言うカテゴリーでは、説明できないおしゃれなお店だった。ワイン、チーズそしてコンフィチュール(ジャム)なども扱っていて、その上、有料の試食のテーブル席もあり、外から見るとレストランかと思ってしまう。
 パンは、決して安くないが、原材料と手間を考えると、納得できる。しっとりして、口当たり良く、雑味がない。当分、ここのパンから離れられない感じだ。

Sakurai その時、見つけたのが、桜一(さくらい)である。桜一は、シニフィアン・シニフィエの横に入り口があり、店は、2階にある。
 ちゃんこと言っても、今風のちゃんこであるから、店もおしゃれだし、お客も若いカップルが多い。スタッフも若く、青山のレストランにいるようで、料理に一抹の不安を感じた。しかし、一口食べてみて、その不安も吹っ飛んだ。出汁が複雑で奥深い。素材をうまく組み合わせ、飽きさせない。輪郭のはっきりした味付けで、この辺は好みだが、私は、大変おいしく感じた。

 鳥たたきちゃんこ、北海魚ちゃんこ、和牛バラちゃんこという3000円前後の素材系と、大関ちゃんこ、横綱ちゃんこ、桜一ちゃんこと名前をつけた4000円~5000円の豪華系ちゃんこが、2人前から選べる。
 足りなければ、別に各種鍋だねを選んで追加することも可能。〆につけ麺や雑炊もある。
 刺身や炭火焼などもあり、ちゃんこ以外のチョイスも可能。

 焼酎やワインの品ぞろいも多く、お酒好きも満足できる。

 ちゃんこは、店のスタッフがテーブルで調理し、取り分けてくれる。ちょうどいい間隔で、熱々のお変わりをよそってくれるので、感心してしまった。若いスタッフのサービスもとてもよい。


桜一(さくらい) 下馬2-43-10 コムズ下馬2F 3412-7100 
17:00~25:00 月曜定休 地図  

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じゃじゃおいけん (盛岡じゃじゃ麺) 上馬

Jyajyamen01 蕎麦屋「東風」の帰り、すぐ近くに変な店を見つけた。店には、元祖盛岡じゃじゃ麺専門店じゃじゃおいけん、という看板が出ている。間口が狭く、なんとも怪しい店だった。強烈なインパクトで惹かれたが、その日は満腹なので店には入らなかった。

 後でWebで調べると、盛岡じゃじゃ麺は地元ではメジャーな食べ物で、ファンクラブのサイトも見つけた。食べ方のルールもあるらしい。これは、食べてみないと始まらない。ということで、早速土曜の昼に出かけた。

 店は、カウンターのみの8席。店主は、カッコイイお兄ちゃんだ。モデル出身の及川憲司さんのお店なので「おいけん」と言うらしい。一人で切り盛りして大変忙しいが、食べ方を優しく説明してくれるから、初めて行っても心配ない。

 メニューは、じゃじゃ麺のみで、量を選択する。小盛り500円(2/3人前)、中盛り600円(1人前)、大盛り700円(1.3人前)、特盛り820円(2人前)、トリプル1,200円(3人前)となる。

Jyajyamen02 熱々の平たいうどん系の麺に、キュウリ、しょうが、刻みネギと特製の肉味噌がのっていて、これをかき混ぜて食べる。ただし、カウンターには、ラー油、酢、塩、胡椒、炒めニンニクが置いてあり、自分で混ぜながら、いろいろ入れて味を決める。私は、ラー油を多めに、胡椒とニンニクでアクセントをつけ、隠し味に酢を入れた。肉味噌とあいまって、いい感じの味になった。
 しかしこれを食べて終わりではない。正当な盛岡じゃじゃ麺の食べ方は、最後に少し麺を残し、生卵を割ってかき混ぜ、店主にどんぶりを渡すと、煮汁を入れてくれる。これに、やはり自分で肉味噌や塩で味付けし、卵スープ麺のようにしてもう一度楽しむ。1食で2度おいしい。
 これをチータンタンといって、80円追加となる。

 来店した、土曜の昼間は満席で、行列ができていた。盛岡出身の人はもとより、東京の人も癖になる味である。

上馬1-33-11 3418-5831 地図 
11:30-14:30 17:30-23:00  火曜定休


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ラーン・チンチンタイ (タイ料理) 成城

<2008/03/01加筆>
2008年1月から、ランチが再開された。
12種類の料理から、コースによってチョイスする選択肢が変わる方式で、1,200円~2,000円の手頃な値段だ。例えば、生春巻き、タイ風炒飯、タピオカ入りココナッツミルクそしてコーヒーで1,600円だったが、大変満足した。日曜のみランチは、お休み。

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Ltttai02 <2007/06/29加筆>
2年ぐらい前からこの店を紹介しているが、最近営業時間が夜のみに変わった。
 それにあわせてメニュー構成等も変わったため、従来の紹介文ではこの店の素晴らしさを分かってもらえないと考え、全面書き換えすることにした。こんなに素晴らしい店をもっと皆に知ってもらいたい。

 この店の素晴らしさは、2階のフロアに入らなければ分からない。間口の狭い入り口からは、想像出来ない程2階は落ち着き、一流ホテルのレストランで食事をする満足感が得られる。タイの品の良い調度品が飾られ、お客を温かく包むエレガントな空気が満ちている。

 この店の素晴らしさは、メニューを開かなければ分からない。前菜、魚、肉、カレーなどを調理法や味付けで分類し、真のタイ料理を日本人に伝えるシェフからの溢れんばかりのメッセージが載っている。是非じっくり時間をかけて、その日に食べる料理を選んでみよう。

 この店の素晴らしさは、スタッフのサービスを受けるまで分からない。小さな店とあなどってはいけない。スタッフのサービスは、都心の高級フランス料理店などにも劣らない高いレベルである。サービス技術はもとより、お客に楽しんで過ごしてもらいたいという、温かい思いやりが伝わる。

Ltttai01 しかし、この店の本当の素晴らしさを知るのは、料理を口に運んだ時だ。ハーブを使い、タイ料理の伝統の調理法で、お客に至福のひと時をもたらす。
 味覚は文化であり、経験であるから、自分の記憶に無い味を食することには勇気がいる。そういう意味でこの店を最初から敬遠してしまって、この素晴らしい体験を逃してしまう残念な方達も多いだろう。万人に向くとはけして言わないが、タイ料理は日本人が美味しいと思う、繊細で細やかな料理である。先日も、「タイ料理は辛くてあまり好きでない」とおっしゃる方をこの店に連れてきたら、帰りには満面の笑みで、また来たいといわれた。

 シェフは、グランド・ハイアット・バンコクの副料理長、ホテル・マンハッタン・バンコクの総料理長を歴任された方で、一般のタイ料理店とはレベルが違う。質の良いタイ料理を是非この店で堪能していただきたい。
 また、コストパフォーマンスの高いワインを厳選して置いてある。タイ料理とワインの相性の良さも是非味わっていただきたい。
 何を食べたらいいのか分からない、という方のためには、お試しコースで4,990円と5,990円のスペシャル・プリフィックスがある。

 2階は全面禁煙。1階は喫煙可。


成城6-3-14テラウェアビル 地図 3483-1137 
11:30~14:00 (日曜ランチ無し) 18:00~23:00 月曜定休


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以下2006/01/28の記事

成城に美味しいタイ料理屋があるよと教えられて休日にランチを食べに行った。場所は、成城学園の駅から徒歩で3、4分。区役所砧総合支所の前。

 間口は狭く小さなお店だろうと入ったら、奥行きは結構あり、2階の客室はなかなか豪華でゆったりしている。大きなソファーがあり、ホテルのラウンジ気分である。外見からは想像できない。

 ランチのメニューは、最近大きく変わり、ディナーで人気のメニューを中心に組み立てられていて、なかなか豪華な食事ができる。

1.プーニム・パッポン・カレー・ランチ 1850円
   ( 毎日限定10食の貴重な一品 )
  メインディッシュ:ソフトシェルクラブのカレー粉炒め
  スープ:トムヤムクン
  サラダ:タイハーブのグリーンサラダ
  お惣菜:タイのお惣菜お好きな1品

2.カオ・カームー・ランチ 1580円
  メインディッシュ:豚の前足煮込み(煮卵付)
  スープ:トムヤムクン
  サラダ:タイハーブのグリーンサラダ
  お惣菜:タイのお惣菜お好きな1品 

3.タイカレー・ランチ 1280円
  メインディッシュ:グリーンカレー、
  又はレッドカレー、又は森のカレーのいづれかから1品
  スープ:トムヤムクン
  サラダ:タイハーブのグリーンサラダ
  お惣菜:タイのお惣菜お好きな1品

4.クイッティオ・トムヤム・ランチ 1280円
  メインディッシュ:トムヤムクン・ビーフン麺
  サラダ:タイハーブのグリーンサラダ
  お惣菜:タイのお惣菜お好きな1品

RaanJingJingThai02 鶏肉のグリーンカレーは、ナスや筍など野菜がたっぷり入っていて辛さはそれほど刺激的ではなくうまみが広がった。硬めに炊かれたタイ米の香りも高い。トムヤンクンは、しっかりと辛いが、しかしとげとげしくなく後味が良い。生春巻きも、もちろん言う事なしだ。大変レベルが高い。

 今度は夜来ようとアラカルトのメニューを見たら、サラダ、カレー、スープ、肉料理、シーフードとかなり豪華な品揃え。タイの高級レストランのメニュー内容だ。当然料金もそれなりだ。例えばトムヤムクン2,100円、海老のレッドカレー1,890円、揚げ魚のスパイシーソースがけ2,570円など。 
 またワインリストは充実していて、ちょっとしたフレンチレストランの品揃えを上回る。
 夜食べるなら、本格的なディナーを食べる気で来たほうが良い。それだけの店だ。店内の雰囲気も料理もワインも一流だ。店の外見と異なるから気をつけて。

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寿恵川 (鰻) 経堂

 私の場合、何故だかある日突然鰻が食べたくなり、他のものでは代用不能ということがある。なので普段から鰻屋はチェックしておくのだけれども、なかなかお奨めできる鰻屋が現れなくて、鰻屋の紹介件数は少ない。
 しかし先日「の水」の話をしていたら、すぐ近くに、なかなかよろしい鰻屋さんがあると教えてもらって、期待して食べに行った。お店は、寿恵川(すえかわ)と言い、「の水」の一軒隣だった。

Suekawa02 店構えはごく普通なのに、入ってみてちょっと驚いた。テーブル席の背もたれが高く、ファミリーレストランのボックス席みたいな感じなのである。しかし席に着くと、隣が気にならず落ち着いて食べられるので感心した。席は、その4人掛けのボックス席が4テーブルと普通のテーブルが2卓あった。聞きそびれたが、お座敷もあるらしい。

 鰻屋は、待たせる店でないと旨くないというのが常識。蒸すだけでも20~30分かかるのだから、すぐに出てくるお店は、客が来る前にほぼ工程を終わらせて、あぶって出すだけという仕事をするからだ。始めての鰻屋では、注文するときに時計を見て、仕事振りを確かめることにしているが、この店は、40分で出てきた。チャント客の顔を見てから蒸し器に入れ、丁寧に焼いているのだ。

Suekawa03 うな重は、1,600円、 2,200円、 3,000円の三種類。3,000円の松を頂いたが、縦に漢字の「川」の字に1匹半の鰻が旨そうにご飯が見えないぐらい、びっしりと乗っていた。味は、ふくよかにして上品、風味充分だがさっぱりしていて、後味も良かった。
 鰻だけでなく、親子重、きじ焼重、そぼろ重(各1,100円)などもあり、気取らない街の鰻屋さんといった感じだ。

 高円寺の北口中通りに姉妹店がある。


宮坂3-12-16   03-3429-7375  11:00~20:30 地図
定休日 木曜日 (但し祝祭日の場合は翌日)

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石はら (蕎麦) 世田谷

 石はらが移転し、新店舗で営業を始めた。これにあわせて、全面的に内容を書き換えることにした。

 2007年5月、3年以上都税事務所前で営業していた石はらが、世田谷通り沿いの新店舗に移転した。入居しているビルの立替によるものだ。新店舗は、旧店舗から200m程南に行った世田谷通りの世田谷区役所前交差点を渡ったところで、豊年屋が営業していた場所だ。

 3年前にこのブログで、豊年屋のような普通の蕎麦屋でなく、手打ちの本格蕎麦屋が如何に貴重で、みんなで何とか盛り立てないとやっていけないと書いたが、まさか豊年屋が無くなり、そこに石はらが店を出すようになるとは思わなかった。豊年屋も地域のお店として親しまれていて、営業をやめてしまったのは残念だが、石はらのような本格手打ちのお店にキチンとお客が付き、店を拡張できるというのは素晴らしい事だ。

Ishiara101 さて、新店舗であるが、席数が倍増した。店に入って右側がベンチシートになっていて、2人、4人、6人掛けと組み合わせて14人、左側手前に4人掛け、中ほどに8人掛け大テーブル、そして奥にカウンター席6人分で合計32席となった。客の人数がいかようでもテーブルを選べるすぐれた配置である。

 お昼は元から込んでいたが、新店舗は夜に飲み客が大勢来る。閉店時間が22時に延びたのも理由だが、日替わりお奨めのお造りや濃厚な湯葉など酒の肴を積極的に出している。前から出している鳥焼きも塩とタレが選べるし、鴨ロースや天麩羅の盛り合わせなども相変わらず旨い。また、限定お奨めの酒などもあり、のん兵衛には応えられない。
 
 いうまでもなく、蕎麦は、相変わらず旨い。
 冷たい蕎麦は、丁寧に作られのど越しが良いし、温かい蕎麦は、ちょっと甘めのダシがここの蕎麦に合う。私は、小振りで深めのドンブリで出される玉子とじ蕎麦が大好きだ。

 蕎麦が好きで勤め人をやめ、蕎麦の世界に入られたご主人の石原さんが、思いを叶えて素晴らしい蕎麦を打ち続けている。食べに行くのが楽しみなお店である。

 せいろ800円、かけ850円、玉子とじ蕎麦950円、鴨南蛮1600円、天せいろ1550円など

3429-6227(変更なし) 世田谷1-11-16 地図
11:30-15:00(LO14:30) 18:00-22:00 (LO21:30)
定休日   水曜 第3火曜日
禁煙


 (以下2004/06/12に記述)

世田谷都税事務所の斜め前に不動産屋があった。その不動産屋は、世田谷通りへ移転し、そのあとに雰囲気の良い蕎麦屋ができた。
八王子の名店「車屋」で修行を積んだまだ若いご主人が、店を出した。

周辺には、いづみや、平野屋や豊年屋といういわゆる普通の蕎麦屋があるが、本格手打ち蕎麦は皆無である。
始めてここのせいろを食べて、まっとうな手打ち蕎麦が自分のテリトリーでいつでもたべられることが無性に嬉しかった。

と同時に大変不安になった。この値段で果たしてこの地でやっていけるのか。
本格手打ち蕎麦屋は、希少動物と同じである。その価値を周りが認めてやり、育て保護していかなければあっという間に滅んでしまう。
しかし、杞憂であった。今では固定客が付き、いつもお客さんが入っている。

10人は座れる大きなテーブルと4人がけテーブルが一つずつ、あと2人がけ2つ。
せいろは700円、天せいろ1400円、玉子とじ800円、かも南蛮1300円。

酒の肴は、鴨ロース1000円、天ぷら盛り合わせ1500円、鳥焼(焼鳥ではない)600円など豊富。
冷酒は3種類(米百俵600円、若鶴800円、亀泉1000円)。
蕎麦がき(800円)をつつきながらのむ冷酒はこたえられない。

電話    3429-6227
所在地   世田谷4-14-1
営業時間 平日 11時~15時 17時~21時 日・祭日 11時~15時 17時~20時
定休日   水曜 第3火曜日
料金    1,000~2,000

isiharaomote.JPG ishihara.JPG


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bar-closed (バー) 野沢

 もう数年前、環七と246が交差する上馬交差点の側道に偶然バーを見つけた。CUE BARと言う店で、環七を走る自動車のヘッドライトがなかなか情緒があって、雰囲気の良い店だった。場所が場所だけに、お客も少なく、レストランで食べた後、タクシーを飛ばして食後酒だけ飲みに行ったりした。

 好きな店だったのに、ある日電話がつながらなくなってしまった。閉店だ。
closed01

 ところが、この店居ぬきで買われて、また同じように営業しているという。それも経営者は、タレントの松尾貴史さんや、落語家の春風亭昇太さんなどなんと9人で、月代わりに交代しているらしい。
 久しぶりで行ってみたが、DVDを流す大きなモニターが増えた以外は、CUE BAR時代とあまり変わらず、落ち着いた雰囲気のままだった。

 特記すべきメニューが、糸力カレー。
 「糸力」は、富士吉田市の居酒屋だが、ここで出されるカレーが絶品。居酒屋にもかかわらず、県外からも大勢食べに来るほどのカレーである。糸井重里さんも、釣りの帰りに店に寄ってとりこになり、「私の考える世界一美味しいカレーを食わせる店を発見」と絶賛している。
 その手作りされたカレーを冷凍し、直接送ってもらって、お店で提供しているというすぐれものである。

 実は、通販生活の企画で糸力カレーのレトルトが販売されているので、てっきりそのレトルトを提供していると思って、以前そう書いてしまったら、松尾貴史さんからレトルトではありませんとご指摘のコメントを頂いた。
申し訳ありませんでした。m(__)m
 この店の糸力カレーは、レトルトではなく、富士吉田の糸力からの直送なのであります。これだけでもすごい。


 交通の便は極めて悪いが、それがまた隠れ家的な店となっている理由でもある。1階の看板の横の細い階段を上ると、大人の世界が待っている。


野沢2-34-1 2F  3424-9690  20:00~3:00
生ビール600円、マティーニ1300円、糸力カリー(キーマ・インド・ココナッツ)各800円


2007/05/19加筆

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和shoku。の水 (和食) 経堂

Nomizu01 こういう店、こういう料理人と出会えるから、食べ歩きはやめられないのだなぁ、と思えるお店を見つけた。始めて行ってぞっこん惚れ込んでしまった。昨日食べに行ったにもかかわらず、明日の予約をとりたい衝動にかられる。素晴らしい料理である。

 食べたのは、「の水会席コース」。
一皿目 酒菜盛合せ(ふぐの煮こごり、ズワイ蟹の擂り流し、飛び魚の棒ずし等6品)、
二皿目 鯛の白子の茶碗蒸し
三皿目 お造り(カジキ、燻し金目鯛、茶ぶり真タコ、ミル貝などの盛り合わせ)、
四皿目 道明寺の本鱒巻き
五皿目 揚物(蛍烏賊、山菜の盛り合せなど)
六皿目 冷稲庭梅うどん
デザート 抹茶豆腐の赤蜜がけ

 素晴らしいと感じたのは、キチンとした和食の本道があって、その上にご主人自身のオリジナリティを重ねて、この店しか出せない「の水料理」を提供してくれることだ。たとえば、お造りは、ただの醤油でなく醤油ゼリーで食させる。醤油で作った柔らかいゼリーであるがこれがなかなか良い。また燻し金目鯛は、柚子胡椒で食べたが、これが本当に良く合う。昆布の出汁がキッチリ利いた冷稲庭梅うどんは、今まで食べたうどんで一番旨かった。
 旨い素材を組み合わせ、より旨いものを作ってしまう。素晴らしい料理人だ。

Nomizu02 器は、それぞれにぴったりあった皿をうまく選んでいるが、和皿だけでなく洋皿も巧みに使いアクセントを出している。 出される料理の素材や調理法なども説明してくれる。

 場所は、経堂駅から徒歩数分。みずほ銀行の裏手になる。店は、カウンターが7席、テーブル席は4人がけが2卓、小上がりが4人がけが2卓、あと5人までの貸切個室が一つある。ご主人が料理を造るところが見えるカウンター席も、お勧めだ。足元に荷物を置く棚もあり、座り具合もとてもよい。
 
 土曜日の夜伺ったが、満席であった。
 常連客が楽しそうに食事をしている。みんな笑顔で料理を楽しんでいる。
 店は、幸福感で包まれていた。
 
 
会席コース 
  の水会席コース4,800円、すっぽん会席コース6,800円、前沢牛会席コース8,500円など

一品料理 
  酒菜盛合せ1,000円、の水とうふ550円、いぶり大根500円、いぶり地鳥レバー850円、造り盛合せ(一人前)2,500円、なめらか茶碗蒸し950円など

なお終日完全禁煙

宮坂3-12-17 5799-3124 17:30-22:00(L.O)
月曜定休(但し祝日は営業。翌日休) 地図

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三稜 (蕎麦) 尾山台

Miryou01 大井町線沿線だと、自由が丘ばかりに注目が集まるが、尾山台は素晴らしい商店街があり、食いしん坊垂涎のお店がたくさんある。たとえばケーキのオーボン・ビュータンであり、中華の華門であり、ドイツソーセージのダダチャである。どの店も、お客を遠くから尾山台まで引き込んでくる力がある。
 
 手打ち蕎麦の三稜もその一つだ。尾山台駅から徒歩1~2分だが、メインストリートから脇道に入るため店の周辺は静かだ。気づかずに通り過ぎてしまいそうだが、店の前の「石臼挽き自家製粉 荒挽き蕎麦」と書いた厚手の木の板が、はっきりと自己主張をしている。

Miryou02 店は、4人掛けと2人がけのテーブル席で20席程、あと小上がりが2卓8席ある。落ち着いた雰囲気だ。角のない優しい蕎麦は、細打ちで、少し甘めのツユと相性が良い。また、たっぷりのお湯につかった、葉っぱ型の蕎麦がきは、モチモチしていて蕎麦粉の香りもたっぷりで、大満足の一品だった。

 自家製蕎麦粉で手打ちの店は、いわゆる街場の普通の蕎麦屋と価格帯も異なり、普通の蕎麦屋と客層が違ってくるのが一般的だが、この店は、両方のお客が混在していた。気取らない店だから、近所のお客も気兼ねなく使えるということだろう。

Miryou03
 なお終日禁煙

 せいろ、かけ 各700円 天せいろ 1400円


 三稜(ミリョウ)
 尾山台3-34-3 3704-8262 11:30-14:30 17:30-20:30
 土曜定休 地図


 

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東風 (蕎麦) 三軒茶屋

Koti01 三軒茶屋の交差点から246を500mほど二子玉川方面に下っていくと、世田谷警察署前という交差点がある。ここを左折すると、名薬通りに入る。平成10年までこの通りに明治薬科大学があったが清瀬に移転し、今は都市再生機構のアクティ三軒茶屋が建っている。このあたり道路も整備され、見違えるような美しい街並みになった。

 東風は、246の交差点から左折し、すぐまた左折したところにある。246に並行して通るこの道は、旧大山道という由緒ある旧道でもある。以前は、普通のお蕎麦やだったところが、マンションに建て代わり、1階にモダンな東風がオープンした。
 東風は、「こち」と読む。「東風ふかば匂ひおこせよ梅の花・・」という有名な菅原道真の和歌があるが、その「こち」である。東風とは、春の風のことだ。

Koti03 さてこのお店、中に入って驚くが、すばらしく機能的で、モダンだ。打ちっぱなしのコンクリートと大谷石、それに白木系のテーブルでデザインされている。六本木のカフェと言ってもおかしくない。と言っても派手なわけではなく、その場に蕎麦を供されるとキチンと落ち着くと言う素晴らしい設計である。
 席数は、4人掛けのテーブル席が3つ、6人座れるカンターテーブルが2つあり合計24席であり、広さに割りにキャパシティがある。

 せいろは、750円。腰があり、のど越しがよく、切れがある。田舎は、850円。雑味がなく甘さが浮き立つ。細麺の上品な田舎そばだ。薬味はせいろは葱だが、田舎はおろし大根だった。
 夜は、ゆっくり酒を飲めるので、鴨焼きや出し巻き卵などの酒の肴も充実している。予約ももちろん可能だ。

 ゆっくり、友と語らいながら、蕎麦がきで一杯飲めば、最高の晩になる。 
Koti02

三軒茶屋1-21-9 地図 3421-5892  
昼 11:30-14:30(LO)
夜 17:30-21:30(LO) 但し日曜日は20:30(LO)まで
但し売り切れ仕舞い
月曜定休
終日禁煙

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天峰 (天麩羅) 砧

Tenmine01 祖師谷大蔵には、素晴らしい商店街があるが、このお店は商店街から外れた住宅街の中にある。天麩羅専門店は飲食店としては非常に少なく、住宅街の中の天麩羅専門店となるとほとんど天然記念物と呼んでいい。そんな店が祖師ヶ谷大蔵駅から徒歩5分のところにある。

 店は、広くはないが、機能的に配置されていて、狭く感じない。4人掛けのテーブルが2つあるが、天麩羅は、やはりカウンター席で食べたい。この幸せの席に座れるお客は11人である。主人が仕事をするのを見ながら、天麩羅が揚がるのを待つ。

 お昼のコースは、1600円と3000円、夜のコースは、3500円から6500円まで4種類。6500円のおまかせコースを食べてみた。海老2本、キス、タラの芽、スミイカ、タラバ蟹、椎茸、アスパラ、白子、メゴチ、フキノトウ、白魚、蓮根と続いた。海老やスミイカの火の通し具合が最高で、タラの芽やフキノトウなど春の香りも堪能できた。全体的に供されるタイミングがまことに良く、気持ちよく食べられた。

 最後に小振りのかきあげ丼がでて、アイスクリームのデザートで締めたが、大満足であった。コストパフォーマンスも十分である。

Tenmine02 たっぷりの大根おろしを入れた天つゆで食べるのもいいが、基本的には塩で食べたほうが天麩羅は旨いと思う。店には精製された塩の他に、ミネラルたっぷりの塩も用意されている。これが旨い。それからカレー粉がキスやメゴチにはぴったりだった。

 駐車場は、店から駅と反対側の一つ目の角を曲がったところに3台分あるが(天峰駐車場と書いてある)、ここが一杯でも、店のすぐ向かい側にコインパーキングがあるし、駅まで行けば小田急OXの駐車場もあり心配いらない。

 ご主人は、寡黙だがキチンと食材の説明をしてくれた。満席のカウンターの客を相手に、孤軍奮闘という感じだが、天麩羅を揚げる姿は実に楽しそうで、お店が、温かい雰囲気に包まれている。客はみな常連ばかりのようだが、うなづける店である。


てんみね 砧8-13-8 地図  3415-3885  水曜定休
12:00~13:30 17:00~20:30  土日祝は夜のみ営業 

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ボン シュマン (フレンチ) 五本木

 246の三宿の交差点から世田谷公園の脇を抜ける道路は、三宿通りと呼ばれているが、この通りが楽しい。ぽつんぽつんと飛び飛びにであるが、イタリアンレストランやカフェ、和食やなどが点在し、どの店もおしゃれでカッコいい。大人の世界なのだ。

 下馬5丁目の交差点を過ぎると区境を越えて目黒区五本木にはいるが、このあたり、急に華やかになり、お店が増える。紹介するボンシュマンもここにある。世田谷でなく目黒に入ってしまうが、区境からわずか数百メートルであるので、世田谷の周辺と言うことで掲載することにする。

Bonchemin01 白を基調にした清潔感溢れるお店だ。大きくはないが、奥に6人掛けの個室もあり、落ち着けて、居心地はすこぶる良い。楽しく食事をするアベックで一杯だ。私は月曜日に伺ったが、ほとんど満席に近く、人気があるのがうかがえる。

 料理は、軽快で軽やか、しかししっかりしていて素材のうまみがキチンと表現されている。花澤シェフ同様料理は真面目でうそをつかない。感心したのは火の入れ方が、皆最高の状態で、かつどの料理も香りがとてもよかった。ホタテとオマール海老の軽いクリームソースにトリフがかかっている料理の香りは忘れられない。

 ワインも充実している。種類も充分だが、飲み慣れた人が釘付けになる造り手のものもあり、チョイスに迷う。価格帯も押さえてあり、リーズナブルなワインが選べる。サービス陣は、若くてすがすがしく、楽しそうに接客しているのがうれしい。

 ランチが、1800円と2800円、ディナーが3900円と5800円と8500円でメニューからの自由な選択となるので、おなかと懐と相談しながら、楽しくメニューとにらめっこということになる。自家製のパンがとても美味しくて、極上のリエットがつくので、思わずパンを食べ過ぎないように。

 楽しい時間が過ごせる、お勧めのお店である。

目黒区五本木2-40-5 地図 3791-3900 
11:30-14:00(LO) 18:00-21:30(LO)  水定休
店のWebサイト  http://www.bonchemin.com/


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水埜 (蕎麦) 経堂

Mizuno01 経堂の駅前は、以前は狭くてタクシー待ちにも苦労したが、駅が高架になって、駅前ロータリーができ素晴らしく快適になった。もともと小振りだけれども、楽しいお店がたくさんあって、食いしん坊には大変に居心地がいい街だ。時間帯によっては、急行も止まるようになったし、経堂はこれから益々発展するだろう。

 農大の学生さんが行き来する農大通りを歩くと、ファーストフード店がとても多い。ハンバーグに牛丼にラーメンに・・・・やっぱり農大の学生さんのニーズがあるのだろうか、と考えつつモスバーガーの前を通り過ぎ、城山通りに出る一つ前のわき道を入ると、人通りが減り住宅街に入っていって、少し歩くと、水埜がある。

Mizuno03 白い暖簾をくぐると、蕎麦屋とは思えないモダンなつくり。淡いベージュで壁も椅子も統一されていて、木目調のテーブルとのコントラストが素晴らしい。入った奥にテーブル席12席、左手、調理場の前にカウンター席5席とコンパクトにまとまっている。

 メニューは、冷たい蕎麦が、ざる、のりかけ、山かけ、冷つかけ、鴨せいろ、天せいろの6種、温かい蕎麦が、あつもり、かけ、花巻、淡雪、鴨南蛮、天ぷらの7種で、値段は700円から1500円まで。蕎麦は、細めで色は濃く、キッチリとした歯ごたえがある。つゆは辛口で若干濃い目、細打ちの蕎麦と相性が良い。レベルが大変高く、大満足である。形を整えず素朴にまとめた蕎麦がきも、旨かった。

 酒の肴は7~8種、夜のみ、もう5~6種加わる。日本酒も焼酎も5~6種置いてあり、酒飲みには楽しい。お通しからつまみ、酒、蕎麦まで揃った「ほろよい膳」(1800円)と言う便利なセットもありありがたい。

Mizuno02 昼は禁煙、夜は土日のみ禁煙とのこと。終日禁煙にしてもらうと、蕎麦の香りが楽しめるのだけれど。

経堂1-27-13 地図 5450-3141 月と第3火定休 予約可
11:30~14:30 火~木・日 17:30~20:30 金・土 18:00~23:30 

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火龍園<ファンロンイェン> (中華) 赤堤

Fanlonen04 渋谷から三軒茶屋を通って二子玉川まで路面電車が走っていた事を知っている人も少なくなった。玉川電車、通称玉電である。玉電は、三軒茶屋から下高井戸に支線が延びていて、これが世田谷線と呼ばれていたが、この路線だけは、今も元気に地元の足となって活躍している。
 世田谷線の山下駅と松原駅の中間地点、ちょうど赤堤どおりの踏み切りの脇に、火龍園がある。ファミリーレストランならともかく、まっとうなレストランとしては、厳しい立地条件である。しかし、食べに行った日曜日の夜は、満席であった。

Fanlonen01 かなり前からおいしいと噂は聞いていたが、ついでに寄るような場所でなく、なかなか立ち寄ることができなかった。今回伺って、ビックするような高いレベルの料理に出会い、早く行っていればよかったと、後悔すること仕切りである。

 まず、メニューに驚いた。アラカルトは素晴らしく豊富で、毎日来ても数ヶ月かかりそうな豊富なリストである。前菜、フカヒレ、海老・蟹、海鮮、牛肉、豚肉、鶏肉・鴨肉、豆腐・野菜、家郷菜、スープ、湯麺、炒麺、ビーフン、炒飯、あんかけご飯、点心、デザートと整理され、どれもこれも皆食べたくなる。
 
Fanlonen02 選ぶのに困った方には、コースをお勧めする。コースは、火のコース4000円、龍のコース6000円、園のコース8000円、特選コース10,500円の4種類である。
 園のコースを食べてみた。最初に生牡蠣か、さっと茹でた海老のどちらかを選び、続いて前菜を4,5種類の中から1品選び、続いて主菜を6,7種類から3品選べた。その後、炒飯か湯麺を選び、デザートを選ぶ。これだけ好きなものを選べるとコースのような気がしなくなってくる。
 その中でも、鯛のサラダ風、アカハタの蒸し物、牛フィレ肉のソース炒め等が大変記憶に残る料理であった。味が薄く油が軽いため、和食か軽いフレンチのような感覚さえ感じた。

Fanlonen03_2
 間違いなく世田谷の誇る中華の名店である。

赤堤2-11-14  地図 5376-0141 火曜定休
11:30-14:30(LO) 17:00-21:30 (LO)

追記 2007/4/21
先月オープンした六本木の東京ミッドタウン内に2号店ができた。
松原で頑張っていたお店だから、さしずめメジャーデビューというところだ。
流行や場所柄に流されず、真面目に美味しい料理を提供していってくれると思う。

 

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葵 (うどん) 用賀

Aoi01 用賀には数は多くはないが、個性的で魅力的な飲食店があり、店の良さを知る地元の人達だけが、お気に入りのお店を楽しんでいる。京うどんの葵もそんな店だ。
 駅から旧大山道を2,3分行った商店街の中ほどに、葵がある。間口は狭いが、入ってみるとカンターが13席奥に伸びて、十数人のお客が旨そうにうどんを食べている。

 うどんは、讃岐式で太い麺と細い麺がある。温かいうどんは太麺で、冷たいうどんは細麺で出されている。京うどんと言うだけあって、昆布の上品なダシに九条ねぎをたっぷり載せて出されると、気持ちはもう京都である。一度食べると間違いなくまた来たくなる、大変魅力的なうどん屋さんだ。

 メニューは多彩。温かいうどんの定番は、甘きつねうどん650円、たぬきうどん600円。人気があるのは肉うどん750円、肉カレーうどん850円。変わったところでは、大根おろしを入れた、おろしうどん600円やきんぴらうどん650円というのもある。
 冷たいうどんも人気だが、夏季限定の冷し肉ねぎうどんが大好評で、9月の土曜の昼に行ったときには、お客の半分がこれを食べていた。

 夜は、各種の旨いおつまみを出してくれるので、酒を飲んで、最後にうどんで〆るお客が多い。おつまみ類も多彩で楽しい。

 狭いし、込むので時間によってはかなり待たされるが、待つ価値は充分ある。

用賀4-12-2  3700-8520 日曜定休 
月~土 11:30~15:00 17:30~21:30 祝日 11:30~15:00
地図

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Bistro j (フレンチ) 桜新町

Bisutoroj01 桜新町の商店街は、活気があって楽しい。サザエさん通りのお店は味があるし、駅前通りはにぎやかだ。その駅前通りの一番端っこ(用賀側)に、このBistro j はある。
 ビストロというのは、軽食堂や居酒屋など気軽に安い値段で食べられるお店が本来の意味なのに、六本木や青山に行くと財布が空になってしまいそうなビストロもある。しかしこの店は、そんな心配はいらない真っ当なビストロである。

 席数は20席ぐらいで、小さなお店だが、明るい色合いで構成されているためか食事をしていても狭い感じはしない。むしろゆっくりした気分で味わえる。厨房はシェフ一人サービスも女性一人でやっているので、この店では、ゆっくり食べると言うのが基本だ。

Bisutoroj03
 シェフが作る料理は、キチンとフレンチの修行をされた上で自分の主張を押し付けがましくなく表現していて、好感がもてる。素材選びにも工夫が見られる。今回食べた雪嶺茸は、素晴らし食材だった。
 自家製のパンも好評で追加オーダーも多い。デザートは、もう一工夫欲しい。

 ランチは、手軽なワンプレートの盛り合せ、パスタのコース、前菜主菜のキチンとしたコースなどから選べる。値段は、チョイスによって追加料金があるものもあるが、千円代前半から2千円代後半ぐらいで、コストパフォーマンスは充分である。
 その日は、雪嶺茸と白金豚パンチェッタのソテーサラダ仕立てを前菜に、鴨もも肉のコンフィをメインにした。シャキシャキした歯ごたえのある肉厚の雪嶺茸と、パンチェッタ塩味の相性がよく楽しい一皿だった。

 もう開業して7~8年になると思うが、気軽に、でもちゃんとフレンチを味わいたいという地域のお客が定着しているようで、店全体が、落ち着いた良い雰囲気をかもし出している。歩いていける範囲にこんな店があり、休日に家族で楽しく食事ができれば最高だ。

桜新町1-40-10 5450-1577 11:30-14:30 17:30-21:30(LO)
火・第3月定休  地図


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プレリアル成城 (ケーキ) 成城

Prairial01 成城には、40年以上の歴史がある洋菓子の老舗「成城アルプス」がある。成城のマダム達が求めるクラッシク系のケーキが中心で、老舗の存在感と安心感のあるケーキである。
 しかしシェフパティシエを務める太田氏は、フランス修行も長く数々のコンクールでも優秀な成績を収める素晴らしいパティシェであり、現代的なケーキの造詣も深い。そこで新たなケーキを提供する場としてプレリアル成城が2003年にオープンした。
 プレリアル成城は、軽く上品な現代的ケーキを提供してくれる。やわらかく甘さも控えめで、素材を感じる小振りなケーキである。 Prairial02 

 クラッシクなケーキがよいか、現代的なケーキが良いかは好みだが、私は両方とも好きなので、その日の気分でアルプスに行くかプレリアルに行くか決める。どちらの店もけしてお客を裏切らない。
 プレリアル成城は、成城学園前駅南側100mぐらい行った中華料理のマダムチャンの前にある。白を基調とした店作りで、清潔感のあるかわいい店作りをしている。
 大きな店でないが、ケーキだけでなくブリオッシュやパイ、焼き菓子なども扱っている。どれも大変高いレベルでだ。半分が喫茶になっていて、お茶とケーキが楽しめる。
Prairial03
 品の良い初老のマダムたちが、いつも楽しそうにケーキを食べている。実に楽しそうに。

成城2-25-9 5727-3329 9:30~19:30 月曜定休(祭日の場合は営業)

地図

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七つ海堂 (蕎麦) 代沢

Nanatumi01 代沢は、下北沢と三軒茶屋に挟まれた地域で、ネームバリューは低いが、なかなか素晴らしい店がある。あの有名な小笹寿司だって代沢5丁目である。世田谷を食べ歩く身にとっては、代沢は、なかなか気の抜けない街なのである。

 七つ海堂は、茶沢通り沿いの代沢小学校の隣であるが、飲食店としての立地はかなり厳しい。極論を言えば、わざわざ来る価値がある店にしないとやっていけない場所なのであるが、立派に固定客が付き、お店は繁盛している。さすがである。

Nanatumi03 蕎麦は、硬めで腰があり、のど越しが良く、光沢があって淡い色でなかなか美しい。つゆは色は薄めだが、しっかりした味で少しからめ。薬味は、丁寧に切った葱とワサビとかなり辛い大根下しが付く。私は、つゆには葱だけいれて、ワサビと大根下しは、箸休めに直接口に運ぶ。そのまま食べきるより、アクセントになって一層美味しく蕎麦が食べられる。

 とじそばは、ゆずの香りが食欲を誘い、一気に食べてしまった。温かい蕎麦のつゆは、少し甘めで冷たい蕎麦とは対照的。両方一度に食べるとはっきり分かる。Nanatumi02
 全体のメニューは、オーソドックスである。冷たい蕎麦が、ざるそば(700円)、おろしそば(900円)、鴨ざる(1200円)など5種類、温かいそばが、かけそば(700円)、きざみそば(950円)、鴨南蛮(1400円)など7種類、おつまみは、焼きみそ(350円)、板わさ(550円)など6,7種類である。

 お店は、入ったすぐ右手に5席のカウンター席で、あと4人掛けテーブルが3つある。いわゆる蕎麦屋と言う感じより、少し垢抜けている。こんな真面目な蕎麦を打ち続けていれば、きっとお客に好かれる、素晴らしいお店になっていくだろう。

ななつみどう 代沢4-42-8 3795-7726 地図
月~金 12時~14時(LO.)  17時半~21時(LO) 
土日祝 12時~14時半(LO)  17時~20時(LO) 
定休日 水曜、第1・3・5木曜日(但し祝日の場合は営業)

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喜邑 (寿司) 玉川

Kimura01 ある日バスに乗って外を見ていたら、マンションの1階に寿司屋ができていた。特別気を引くような店構えでもないのに、「この店は絶対おいしい」という直感が走った。何故だか分からないけど、行かなければならない、と言うぐらい強い感覚だった。なので、何の前提知識もなく、ある日の夕方、一人でノコノコ店を訪れてみた。

 バスから見たときには無かったが、営業中の時には大きなブルーの暖簾がかかっていた。その暖簾をくぐると、店は落ち着いた程よい広さだった。L字型のカウンター席が8席。テーブル席は無い。二人組の先客が二組いたが、「予約はしていませんが」というと、「お任せになりますが、よろしいですか」と聞かれ、結構ですというと、空いている席に案内された。

Kimura02 ガラスのネタケースはなく、木のネタ箱が二つ見えた。量は多くないが、上質のネタが並び期待が持てる。奈良の春鹿を飲みながら待つと、マグロの赤身のお通しに始まり、白身の魚のお造り、笹の葉に載せて焼いた穴子等素材に手を加えたつまみが次々と出された。これだけでも嬉しいが、お目当てはやはり寿司だ。これが素晴らしい。小振りの握りで、形も綺麗で、食べるとはらりと口の中で広がる。

 印象が強かったのは、まずカンヌキと呼ばれる秋刀魚ぐらいの大きさのサヨリで、脂も載ってとても旨い。それから、目の前でむいてくれる赤貝や鳥貝。むきたては、香りが違う。筍を細く切って巻いてくれた海苔巻きや干瓢巻きも絶品だった。お酒を2合飲んで、大満足なぐらい食べて1万円しなかった。このレベルの料理だと本当にお値打ちだ。申し訳ない気さえする。

 九代目林家正蔵(こぶ平)似の若い主人が一人で全てやっている。毎日築地にバイクで行って、大好きな魚を直接仕入れ、休みの日には、他のお店に寿司を食べに行くという。本当に寿司が好きで好きでたまらないという主人だ。儲けより客の満足を大事にするこの店は、かならず大化けすると感じた。  

 このお店、文芸ジャーナリストの重金敦之氏が文芸春秋社「本の話」の「酒屋に一里本屋に三里」で取り上げているが、それ以外ほとんどまだマスコミにもインターネットにも掲載されていない。あまり込んで予約が取れなくなっても困るが、こんな良い店にもっとお客が来てほしいなぁと言う気持ちもあって、ブログに載せることにした。是非至福の時を皆さんも味わってもらいたい。

 店は、終日完全禁煙。殻からはずしたての鳥貝の磯の香りも、小鯛に摺りかけた微かな柚子の香りも、そして鰹のたたきの藁で燻したクフンとした香りも、何にも邪魔されず鼻腔に達し、食欲を誘う。


喜邑(きむら) 玉川3-21-8 3707-6355(必ず予約を) 
昼 11:30-14:00 (火、金、日のみ営業)  
夜 前半17:00-19:30  後半19:30-22:00
月曜日定休 

コースのみ 5,250円  8,400円  12,600円 (但し5,250円は昼のみ)

[追記]
 カウンター8席だが、満席になるとペースが乱れるのだろうか、5~6人になるとあとは断ってしまう。だから、なかなか席が取れなくなっている。このブログを見てこられる方もいるようで、最近3日連続予約を断られてしまった。そのときは、ブログから削除しようかと悩んだ。

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ビストロ クルル (フレンチ) 梅丘

queueleuleu01 梅丘と言えば、まず梅まつりだ。2月のひと月間開催されている梅まつりを毎年楽しみにされている方は多いだろう。これだけまとまった、また沢山の種類の梅を見られるところはそう多くない。
梅丘は、駅の北側が羽根木公園で、南側が商店街とはっきり二分されている街だったが、小田急線が高架になって、駅の南北の行き来がスムーズになると、街が広くなったように感じる。派手さは無いが、一目置かれるようなお店が梅丘には何軒もあり、今後も紹介していきたい。

ビストロ クルルは、地元使いだけでは惜しいお店だ。店内は、すっきりとモダンでフレンチといっても堅苦しくなく、一方料理は、きわめてまっとうで、キチンとした技術に裏打ちされた魅力あるものだ。
シェフは、渋谷の名店ロアラブッシュを経てお店を出されたということで、梅丘という街で、これだけのフレンチを食べられる幸せを感じる。

queueleuleu02 お勧めで食べたヤリイカの煮込みは、軽い火の通しで、口の中に甘みが広がって大変美味しかった。また、大好物の鴨のコンフィも大変満足のいくものだった。コンフィはオーソドックスな料理だけに、修行の腕がそのまま反映されてしまう料理だが、食欲を誘う香りと表面のぱりっとした食感が素晴らしく美味しかった。
ワインは、PIERRE FRICK Riesling(5,600円)を飲んだが状態は結構良かった。ワインリストは、3~4千円ぐらいから揃えてあり、軽く飲みたい方もきちんと選びたい方も両方満足できる。

場所は、梅丘駅南側で徒歩1分のさくらベーカリーというパン屋の2階。階段を上がってすぐ右側の店。ランチは2,630円で、コストパフォーマンスがとても高く、ディナーはコースもあるがアラカルトが楽しい。

梅丘1-21-2 3427-2722 18:00~25:00(LO) 日曜18:00~23:00(LO) 水曜定休 全席禁煙


* 追記 2007/07/27
 最近ランチをやめて夜の営業に力を注いでいるようだ。日曜以外は、ラストオーダーが夜1時。深夜族には、ちょっとうれしいかも。


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