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チェント ルーチ (イタリアン) 太子堂

246と世田谷通りが交差する大きな交差点から茶沢通りを北沢方面に少し歩くと、信号があり右折すると世田谷のアメ横と言われる太子堂中央街が始まる。魚屋の池田屋やお菓子の太子堂本店を通り過ぎて、商店街の外れ、大きく左カーブするところにチェントルーチはある。

イタリアンレストランがある場所とは思えない太子堂のはずれである。お店も女の子を連れてデートしに行くようなかっこよさはない。
店に入ると、左手にベンチシートがあり、むかえに一人掛けが4つで8席、右手にカウンターで無理すれば4席で、計12席である。この12席が今奪い合いの状況らしい。

行ったのは、平日の午後1時半。ランチのお客は皆帰った後でお客は私一人。3150円のランチをいただくことにする。
一皿目が、冷たい野菜のサラダ。真ん中に厚めのテリーヌがあり、まわりにトマト、エンドウ、カブその他緑野菜がたっぷりでまことに旨い。
二皿目が、暖かい野菜のサラダ。グリルした何種類もの野菜が皿に盛られている。こんな料理見たことない。ニンジン、ズッキーニ、モロッコインゲン、サツマイモ、チンゲンツァイ、アスパラが白いお皿に盛られている。
そして少し大きめのグリルした大根が中心に。この大根が信じられないほど旨い。大根が得意でない私にとって、まさしく生まれて初めて感激して食べる大根であった。
続いてパスタ。これは4種類から選べるが、当日は、豚挽き肉が入ったペンネで赤ワインソース合え。気取っていない気楽な料理で、フォークを一度も休めることなく、バクバク食べてしまった。

一応ここまでで終了すれば2100円であるが、まだ食べられたので、鹿児島産地鶏のグリエを頼んだ。皮がぱりっとして、でも中はジューシーという申し分ないでき。とうもろこしが入ったお好み焼きみたいなものがついていておいしかった。ただし生の玉ねぎが載っていたが、においがきつくこの料理には不要と思う。
あと、タルトとプリンが出て、エスプレッソで終了。

大変大変充実した時間だった。

店の道路側は全面ガラス。
お店の一番奥のベンチシートに座って、ふと店の外を見ると、雑居ビルの間から高くそびえるキャロットタワーが見えた。何でもない景色だがとてもきれいだ。三軒茶屋でこんなおいしいものが食べられる至福の時をしみじみ味わった。

最後に、重ねて書くが、かっこよく彼女をつれてデートするお店ではないので、くれぐれも使い方を間違わないように。

店名は、百の光の意味だそうだ。

太子堂2-4-11 5430-6129 12:00~14:00 18:00~22:00 水曜・第4日曜定休

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あら輝 (寿司) 中町

2010年2月に銀座5丁目の東銀座駅そばに移転

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この店へは、知り合いの方に連れて行ってもらった。
何度も店の前を通りながら、なかなかおいそれとは入れない店で、この店の常連の方に頼んだ。

店の中は、本当に清潔で、無駄なものは何一つない。ガラスのネタケースもない。
いや必要なものも見えるところにはない。それこそ信念を貫くと言っていいぐらいに何も置かない。
みごとだ。

スキンヘッドで、街ですれ違ったら誰もが絶対道を譲るような風貌をされている荒木さんだが、話すととても優しい。
威張りもせず、卑屈にもならず、自然体で、ありのままで、惚れ惚れするぐらいに優しい。

皿を置かずに、綺麗に磨きこんだ白木の付け台の少し高くないところに、握りをそのまま出してくれる。
他の店では見たことがない。
「手を出してください」といわれて、犬にお手!をするような格好をすると、海苔を巻いていない(軍艦巻きでない)ウニの握りを手の平に載せてくれた。
海苔がないほうが確かに旨い(間違いない!)

とにかく勉強家で努力家。寿司を握るために生まれてきた人である。
まだまだどんどん腕が上がる。
末恐ろしい寿司屋である。

中町4-27-1 3705-2256 水曜定休(月1回3連休有り) 12:00~14:00(前日までの予約のみ)、17:30~21:00
予 約: 昼は前日予約、夜は当日予約可

araki01.jpg

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八志希(寿司) 弦巻

インターネットでウマい店の情報交換をしているサイトを覗いていて、

「世田谷通りの松ヶ丘交番を斜めに入ったところの寿司屋はウマい」
「そうそう、しらとりの裏手だよね。あそこは物が良い」

というのも見てびっくり。だって松丘交番から斜めに入る道は、抜け道で何十回も通っているが、あそこに飲食店があるという記憶がないのである。「ほんとかなぁ」などと、かなり疑った。

先日、そのそばを通りかかったので、じゃ行ってみるかと店へ行った。
世田谷通りから新築になった松丘交番の手前を左に入ったとたん住宅街になり店はなくなる。
ほどなく左手に「八志希」という看板があった。が、店がない。おかしいなぁと再度見ると、その看板の横がお店であった。

2階建ての文化住宅風のアパートの1階で、喫茶店かスナックみたい。ちょっとあせった。

「寿司屋だよなぁ・・・・」

と自分に問いかけ、腕組みして考えた。
こんな店構えでまともな店のわけがない。
でも、インターネットの情報も気になるしなぁ・・・・

窓からちょっと覗いた。

客が二組。
意を決して、ドアを開けた。
ドアの中は、ちゃんと寿司屋だった。安心した。

主人と二番の弟子が中に入っていて、給仕を男の子が一人。
各人の席の前に、大きな皿が置いてあった。
ご主人は、愛想のよさそうな方で、気楽に話せそう。

お任せでつまみで出してもらった。

まず10Kgの常磐であがったタイからで、厚めに3枚切ってくれて、シコシコする歯ごたえとうまみ十分。
続いて、カツオ、岩ガキ、蛸のやわらか煮と出してくれてすべて旨い。
次に、時期物だからと新子(こはだの子)が出た。4枚付けの新子でこれは嬉かった。

新子の初物はキロ5万。200枚ぐらい取れるそうだが、1貫4枚付けで1000円になる。
しかし、新子で1000円は取れないから、結局お店の赤字になるという厄介な代物。だから、店のやる気が新子からは見えてくる。

ハモの骨切りをしているのを見て、注文したら、醤油を付けてあぶった物を出してくれた。
これも満足。

続いて2貫ずつ握ってもらことにして、タイ、赤貝、新子、イワシ、赤みの鉄火、で焼きたて玉子。
小ぶりで食べやすい握りで、大満足であった。
途中、主人が玉子を焼き始めたため、握るのが弟子に変わったが、力量の違いは歴然。
やはり主人の握りを食べたほうが良い。

一見さんで予約なしで入って、これだけ食べたて飲んだらかなりいくだろうなぁと覚悟していたら、なんと9500円。かなり安かった。
「お近いうちにまた是非どうぞ」という主人の声を背に帰宅。充実のひと時でした。

それにしても、店は見かけによらない。

弦巻5-18-12 3426-1336 水曜定休

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追記 2007/1/13

久しぶりに寄ったら、お店を改修していた。

Yashiki10

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燈庵 (居酒屋) 二子玉川

今日も高島屋新南館のレストラン街は大盛況である。素晴らしいお店が沢山そろっているから当然といえば当然である。しかし、ちょっと二子に詳しい方は、南館の中を通って裏手に出て、もっと安くて美味しい店に入っていく。その代表が、燈庵である。

燈庵は、豆腐と地鶏料理の店である。
自慢の「できたて豆腐」は確かに美味しいし、「地鶏の塩焼き柚子胡しょう」「串打ち地鶏」もしっかりした地鶏の味を楽しめる。酒を飲みに行くというより、豆腐や地鳥を食べに行く店である。もちろん美味しい地酒や焼酎も十分にそろっている。

連日混んでいる。超満員である。
カウンター席のギュウギュウ詰めには閉口するが、旨いものにありつくには致し方ないので、今夜も左右の席の方たちに「すいませんね」と会釈しながら、狭い席に潜り込む。

この周辺には、ちょっと小洒落た居酒屋が多い。「あひるの台所」「まんまみーや」「わいが屋」等であるが、これらの店はなんと燈庵と同じフロンティアグループの店である。南館裏エリアに4店を出し、それぞれに微妙に客筋をずらしてすべての店を繁盛させているんだから、驚きである。

ランチタイムに親子丼を提供している。半熟の卵が絶妙で、お昼を二子で食べる方は是非寄ってもらいたい。880円は、安いと思う。

世田谷区玉川3-9-10  3709-3520 無休  11:30~15:00 17:00~0:30

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ブオナ フォルケッタ (イタリアン) 桜丘 

用賀中町通りを用賀方面から来ると世田谷通りと交差する。この交差点T字路に見えるが、良く見ると路地があって直進できる。ここに小さな商店街があるが、ブオナはこの商店街の中ほどにある。失礼を省みずに言えば、「何でこんな場所に?」というようなところ。
実は、この路地は、千歳船橋に抜ける抜け道で私は何度も通ったことがあるが、まったくこの店の存在には気がつかなかった。

そんな店が、最近マスコミを騒がせている。
テレビや雑誌にも良く出ているので、ちょっと不安だったが、夕方6時の開店を待って入ったら、落ち着いた雰囲気で、にこやかにスタッフが出迎えてくれた。一安心である。

食べたのは、4200円のコース。
前菜は、ポレンタの上に肉と野菜がのったもの、それからアサリのパスタ、で牛の腱のカルパッチョでどれも美味しかった。ポレンタはやけどする位熱かったし、アサリはふっくらした状態で噛むと美味しい汁が出てくるし、カルパッチョのお肉はうまみがあった。
量が多めという話であったが、コースを頼んだからか、一皿の量としては少し物足りなかった。

前菜で食べた「ポレンタ」は、イタリア北部、特に山間部の家庭料理らしい。水にバターを溶かし、とうもろこしの粉を加えて40分ほど鍋肌で捏ね上げた、マッシュポテトのようなもの。デザートにもポレンタのタルトがあったから、万能の食材なのだろう。

オーナーシェフの冨田孝久氏は、71年生まれ。27歳でこの店を開いてすでに6年。有名店がばたばたと店じまいする状況の中で、明確な目標と強い意思でレストランをやっている見事な方である。

お店の入り口に誰でも持っていけるように手作りの小冊子が置いてある。
そこには、「RISTRANTEでなくTRATTORIAを皆さんに伝えたい」とか、「オーナー宅に行くつもりでレストランに行きましょう」など、エッセイ風にいろいろと書いてある。店やお客に対するシェフの明確な主張が読み取れて大変好感を持てる。そして来てもらった客への愛情も強く感じられた。

桜丘3-6-4 5477-0149  月曜+火曜ランチタイム定休  11:30~13:30(LO)  18:00~23:00(LO)

buona02.JPG

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喜よし (寿司) 桜新町

東急田園都市線桜新町から渋谷の方に旧玉川通りを上って7~8分。東電の先を右に曲がった路地にある。
夜だけ営業。でも営業中も暖簾は引っ込んだまま。
なぜ暖簾を出さないのか聞いたら、
「だって、暖簾出したら知らないお客が入ってきちゃうでしょ」
つまり、ほぼすべて常連で予約客ということ。

開店当時(十数年ぐらい前)は、お弟子さんが一人いて、二人で握っていた。
サウスポーのご主人と右利きの弟子が、ご飯のおひつを中心に左右対称に寿司を握る姿に妙に感動したのを覚えている。1年もたたずに弟子はやめ、主人が一人で握るようになった。

小さいときから「大人の男」とは行きつけのすし屋がある人のことと信じて疑わなかった私は、自慢できる行きつけの寿司屋を探していたが、有名な下北沢小笹の二番をやめて自分で店を出したこの店がぴったりだった。
初めて予約して一人で言ったときには、エル字型のカウンター席の一番端っこに案内されて、弟子が握ってくれた。
おいしかったけども、緊張してすごいスピードで食べ、お会計のときに、「今度いらっしゃる時は、ゆっくり召し上がってください」なんて声をかけられる始末だった。

それから、毎週1回づつ予約して通った。
だんだん通される席が良くなってきて、10回目ぐらいで、一番良い席に座れたときには嬉しかった。

初めて行ったときに1万円ぐらいでお願いしますと頼むと、ヒラメ、アオリイカ、ミル、青柳、新子、アジ、づけ、穴子、煮イカ、中トロ、干瓢巻き、玉子と出してくれた。
白身や味の薄い貝から始まってひかりもの、甘ダレがついた煮物、油がのった中とろ、巻物と出してくれたのが分かって、とても食べやすく、以降どの店でもこの順で頼むようになった。するとどの店でも一応一人前に扱ってくれるのが分かって、良い勉強をさせてもらったと今でも思っている。

寿司の味は最高だった。食べやすい大きさで、しっかり形良く握られているのに、口の中に入れるとはらりと崩れた。あぶって出してくれる穴子は最高だし、細いきゅうりをそのまま日の丸みたいに巻いてくれるカッパも大好きだ。

でも、最近はずっと行っていない。
弦巻の中むらの常連になって、他にはいけなくなってしまったから。
フレンチを食べ歩いているときは、シェフやメートル、はては隣席のお客にまで他の店の情報交換をして食べ歩いた。しかし寿司屋は別だ。なじみの店以外に他の店にも行くとなんだか貞操観念がないような気になってくるから不思議。


新町2-5-14  3706-7008  18:30 ~ 22:00 (但し日曜・祝日17:30 ~ 21:00)

kiyosi.JPG

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田燕居(中華) 用賀

用賀は面白い町である。ビジネス街の顔、商店街の顔、住宅街の顔すべてをバランスよく備えている。田燕居がある場所は、ちょうどこの境目の場所であり、3つの顔が融和している。

初めてこの店で食べたときこれが中華?と思った。この店の料理はあっさりしているよといわれたが、中華ってやっぱり、たっぷり油を使って炒めたり揚げたりで、あっさりした中華といたってやっぱり中華は中華だろうと思っていた。

しかし、食べてびっくり。
本当に油を感じない。量も少なめで、どの皿もすーと入っていく。

中国の家庭料理から、郷土料理も取り入れたおふくろの味をイメージした料理だそうで、化学調味料を使わず、食べて体に優しい料理。
食べた人は、中華料理に対する考え方が変わると思う。


帰りがけに、ほろ酔い気分で駅まで歩く。
見上げるとSBS(世田谷ビジネススクエア)が美しい。


用賀4-17-8 3709-3910 11:30-15:00 17:30-22:30 無休
(田燕居はデンエンキョと読む)

dennennkyo01.jpg   youga01.jpg

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