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喜よし (寿司) 桜新町

東急田園都市線桜新町から渋谷の方に旧玉川通りを上って7~8分。東電の先を右に曲がった路地にある。
夜だけ営業。でも営業中も暖簾は引っ込んだまま。
なぜ暖簾を出さないのか聞いたら、
「だって、暖簾出したら知らないお客が入ってきちゃうでしょ」
つまり、ほぼすべて常連で予約客ということ。

開店当時(十数年ぐらい前)は、お弟子さんが一人いて、二人で握っていた。
サウスポーのご主人と右利きの弟子が、ご飯のおひつを中心に左右対称に寿司を握る姿に妙に感動したのを覚えている。1年もたたずに弟子はやめ、主人が一人で握るようになった。

小さいときから「大人の男」とは行きつけのすし屋がある人のことと信じて疑わなかった私は、自慢できる行きつけの寿司屋を探していたが、有名な下北沢小笹の二番をやめて自分で店を出したこの店がぴったりだった。
初めて予約して一人で言ったときには、エル字型のカウンター席の一番端っこに案内されて、弟子が握ってくれた。
おいしかったけども、緊張してすごいスピードで食べ、お会計のときに、「今度いらっしゃる時は、ゆっくり召し上がってください」なんて声をかけられる始末だった。

それから、毎週1回づつ予約して通った。
だんだん通される席が良くなってきて、10回目ぐらいで、一番良い席に座れたときには嬉しかった。

初めて行ったときに1万円ぐらいでお願いしますと頼むと、ヒラメ、アオリイカ、ミル、青柳、新子、アジ、づけ、穴子、煮イカ、中トロ、干瓢巻き、玉子と出してくれた。
白身や味の薄い貝から始まってひかりもの、甘ダレがついた煮物、油がのった中とろ、巻物と出してくれたのが分かって、とても食べやすく、以降どの店でもこの順で頼むようになった。するとどの店でも一応一人前に扱ってくれるのが分かって、良い勉強をさせてもらったと今でも思っている。

寿司の味は最高だった。食べやすい大きさで、しっかり形良く握られているのに、口の中に入れるとはらりと崩れた。あぶって出してくれる穴子は最高だし、細いきゅうりをそのまま日の丸みたいに巻いてくれるカッパも大好きだ。

でも、最近はずっと行っていない。
弦巻の中むらの常連になって、他にはいけなくなってしまったから。
フレンチを食べ歩いているときは、シェフやメートル、はては隣席のお客にまで他の店の情報交換をして食べ歩いた。しかし寿司屋は別だ。なじみの店以外に他の店にも行くとなんだか貞操観念がないような気になってくるから不思議。


新町2-5-14  3706-7008  18:30 ~ 22:00 (但し日曜・祝日17:30 ~ 21:00)

kiyosi.JPG

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コメント

はじめまして。B食倶楽部でBlogを書いているROSARYです。

喜よし、しばらくいらしていないそうですね。私も小笹時代から大将のファンなのです。

お寿司に対する愛情いっぱいの記事を読ませていただいて、ついトラックバックしてしまいました。

これからも時々お邪魔します。よろしくおねがいします。

投稿: ROSARY | 2005.04.24 09:46

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[つまみ]はこのくらいにして、さっそく握ってもらいます。 まずは白身。ひらめ、ひらまさ。旨みが凝縮されたひらまさ、10Kgほどの魚から2Kg強の背を仕入れたそうです。 そして・・・ 喜よしといえば、穴子とコハダ。 この二品は喜よしがMy bestです。 肉厚のコハダからはじゅるっと脂が口の中に染み出してきます。今が一番いい時期だそう。こ のあとはだんだん脂が抜けて、大きくなって・・・ やがてシンコの季節に。本来お盆明けだったそうですが、だんだん時期が早まって最近は6月末からシンコが出るように... [続きを読む]

受信: 2005.04.24 09:43

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