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山灯香(蕎麦) 三宿

 246と三宿交差点で交差する三宿通りは、かつては何の変哲もない通りだったが、バブル全盛期に、246北側にゼストが、南側(世田谷公園方面)にラ・ボエムができ、その豪華で非日常の雰囲気で評判になった(ちなみに両方ともグローバルダイニングという業界系の方が集うレストランを提供する大きなレストランチェーンのお店)。

 それから南側に比較的オープンで大き目の雰囲気の良い店ができ、北側には、隠れ家的な小粒だけどなかなか洒落た店が続いてできていった。 こうなると六本木や青山で遊んでいた業界系の方たちが隠れ家的に利用するようになってきて、三宿は、世田谷の他の繁華街、三茶、下北、二子などと明らかに異なる雰囲気をかもし出すこととなる。

 この地域が最も異なるのは、店の営業時間帯である。紹介するこの山灯香も蕎麦屋なのに、夕方5時開店閉店は明け方4時半である。繰り返すが蕎麦屋である。業界系の方たちが遊ぶ時間は、本当に遅いのである。

 山灯香は、三宿交差点から246を三茶方面に少し下ったところで、和風の木造の引き戸があり、正面に「板そば」と大きく書かれている。板蕎麦は山形の名産で、大きなお盆のような木箱に蕎麦を散らせるように盛っている。新潟小千谷のへぎ蕎麦が有名だが、まあその兄弟みたいなものといえばよいだろうか。

 太い田舎蕎麦風と細い更科風とが選べる。店のお勧めは太麺だが、私は細面の方が気に入った。もちろんどちらも高いレベルにある。そば切り(盛り蕎麦)が基本で、胡麻だれ、鴨汁、芋煮、鳥汁そば切りとバリエーションも豊富である。暖かいそばで「かつそば」「浅利そば」というちょっと変わったメニューもある。

 しかし、ここに来る客のほとんどは蕎麦のまえに酒を飲む。だし巻き玉子、特製煮込み、つくね団子焼きそして合鴨焼きと何れもハイレベル。日本酒も黒帯や六歌仙などいい酒を置いているし、焼酎もそろえている。

 蕎麦の実を揚げた、小粒のおかきみたいなものが各テーブルの上にのっていて自由に食べられる。これを味見にと思ってちょっと食べたら病みつきになった。不思議な食感で、これを食べにだけでもまた来たい。

太子堂1-4-35 5779-3670 17:00~4:30 無休  
田園都市線三軒茶屋駅、池尻大橋駅どちらからも徒歩10分

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