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ラマージュ イグレク RAMAGES y (フレンチ)二子玉川

とても面白いフレンチが二子にオープンした。

 お店は、外から覗くと丸テーブルで、テーブルクロスもなくちょっと高級な喫茶店かバーみたいでとてもフレンチレストランには見えない。自分の普段の趣味からはちょっと敬遠する雰囲気だが、表参道のスパイラルビルにあるRAMAGESの系列と聞いて行くことにした。
 私がフレンチに夢中になり始めた20年前、歌舞伎座のすぐ近くにアンリという店があり、福岡のイル・ド・フランスからきた新進気鋭の依田輝明シェフが腕を振るっていた。小さな店だったがそこで食べた料理はずっと記憶に残るすばらしい料理だった。依田シェフは、その後RAMAGESを開店させた。
 その依田シェフが自分が訪れたい店というコンセプトでこのイグレクを作ったのだから、行かなくてはならない。
  
 来店して、おどろいた。カジュアルな店の体裁からは想像できない、きちんとしたサービスだった。予約の名前を告げると、とてもにこやかに名前を繰り返し店へ誘導してくれた。当日の予約者がきちんと頭に入っている対応で、好感がもてた。料理を注文するときの対応も良かったし、帰りには、きちんと私の名前を呼んで再訪を請われたあたりは、常連になったような錯覚を起こした。サービスは表参道のお店に引けを取らない。

 メニューは、大きな1枚紙。一口前菜、冷たい前菜、温かい前菜、魚、肉と分かれていて、40~50種類の料理が載っていた。数人でサーモンの炙り焼き、ホタテのラビオリマリニエール風、骨付き子羊炭火焼、牛頬肉赤ワイン煮など7種類の料理を食べたが、どれも高いレベルだ。
 食べなかったがロールキャベツや銀シャリ(ごはん)もメニューに載っていた。とても興味を引く。
 
 そして、値段が安い。肉料理は2000円を超えるものもあるが、ほとんどが1000円台の料理で、1000円以下の料理も結構ある。ワインリストも見たが青山や銀座のフレンチレストランで出している値段より2~3割安い。セレクトも申し分ない。
 テーブルクロスもなく、お手拭もナプキンも紙、そしてナイフ・フォークも取り替えないが、こんなところで上手くコスト削減をして料金を抑えてくれるなら大歓迎だ。
 取り皿も出してくれるので、数人で行って互いの料理を味見するのも楽しい。

 つまりカジュアルな雰囲気で料金も抑えながら、味とサービスは一流店。これってフレンチレストランの一つの理想系ではないだろうか?シェフが自分が訪れたい店というコンセプトで作った意味が分かった。

 場所は、高島屋南館裏「柳小路」の東角の3階。
 柳小路は、高島屋SCの運営会社東神開発がプロデュースする商業ゾーンで、建物の外壁を千本格子やあんどんで統一し、石畳の路地に柳を植えて、京都の町家のイメージをかもし出している。面白いのは、周辺の民間アパートやビル等の外壁などもこれで統一してしまったので、一歩路地に入ると別世界に迷い込んでしまったような感覚に陥る。
 新しいお店がぞくぞくと出店し、これから楽しみな場所だ。

 玉川3-11-1 柳小路東角3F  03-5717-9117 11:30~14:30(LO)、17:30~23:30(LO) 無休

my01 

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