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山中 (蕎麦) 宇奈根

 正直なところ、私は、宇奈根のお店を掲載するようになるとは思っても見なかった。宇奈根は、多摩川と多摩堤通りと東名高速に囲まれた一帯で、商店がほとんど無い住宅街である。交通の便も悪く、「世田谷の秘境」などと言う人もいる場所で、飲食店を出店するのは、相当に厳しいものがある。

 そこへ山中は開店した。
 店は、黒一色のモダンな建屋に凝った店の看板。あか抜けている。

 メニューは、蕎麦は、「もり」と「かけ」だけ。天麩羅は、掻き揚げ、穴子、巻海老、盛り合せとなっていて、品数は少ないが、新規開店ならこれで十分である。二人で、もりとかけ、そして巻海老と盛り合せの天麩羅を注文した。カウンターだったため、天麩羅を一品ずつ揚げながら出してくれて、熱々の海老やアスパラをつまんでいるうちに、蕎麦が出て、蕎麦を食べている途中に、椎茸や掻き揚げが出てくるという、幸せのダブルパンチをあびた。

 蕎麦は、しっかり腰があり、きらきらと輝いていて極上。しかし、その上を行くのが天麩羅である。私は、この店を蕎麦屋で紹介したが、むしろ天麩羅屋で旨い蕎麦を出していると言った方が正しい気がする。それほど、天麩羅のレベルが高い。

 面白いもので、街場に天麩羅屋は少ない。外食で天麩羅屋に行ったことが無い人も結構いるかもしれない。なぜか天麩羅屋の敷居は、高いのである。じゃ外食で天麩羅を食べないか?そんなことはない。蕎麦屋に行くと天麩羅そばや天ざるなんかを普通に頼む。だから蕎麦屋は必ず天麩羅を出しているが、そのレベルは、申し訳ないが、天麩羅一本で暖簾を出している店と比べるとかなり落ちる。
 この店の天麩羅は、これだけで暖簾を出せる高いレベルである。

 天麩羅だけだと経営的にかなり難しいかもしれないが、蕎麦も出すことでお客が何倍にも増えると思う。実は、このお店蕎麦屋とも天麩羅屋とも書かれていない。
 店主の気持ちがどこにあるのか、ちょっと気になるところである。

 会計は、自席でテーブルチェックなので、レジの前で待たされることも無い。何から何までスマートな店だ。

 場所は、多摩堤通りから天神森橋を渡りすぐに右折して、道なりに700m行ったところの、宇奈根地区会館の信号(宇奈根の唯一の信号らしい)を右折して、左側にある。店の前に4台駐車可能。

 もり 700円 かけ700円 巻海老の天麩羅1,200円 天麩羅盛合せ2,500円

 宇奈根3-7-15 3416-6620 11:30-14:00 (LO13:30) 17:00-20:30 (LO20:00)  日月定休

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泉仙 (和食) 瀬田

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 国道246号と環状八号の交差点が瀬田の交差点で、246が環八の下をくぐる形の立体交差になっている。ちょっと見ると、高速道路のインターチェンジのように見えるが、区内でも飛び切り交通量の多い交差点だろう。お店なんて全然なさそうな、こんなところに、実は区内でも指折りの和食のお店がある。

 泉仙の本店は、京都下京区にある昔ながらの仕出し割烹屋であるが、瀬田のお店は、立派な庭のある料亭で、全室個室のお座敷である。料理は、精進鉄鉢料理と言う、生湯葉、生麩など京の食材を使った四季折々の季節感溢れる料理が供される。鉄鉢料理は、僧侶が托鉢で使う鉄鉢をまねた朱塗りの丸い器で料理を出す。薄めの味付けで、素材のそのものの旨みがよく出ている。

 びっくりするのは料理の値段である。精進鉄鉢料理が、5,900円と6,900円。その他懐石料理が8,000円、懐石弁当が4,200円となっていて、完全個室で、見事な庭を眺めながら、ゆっくり料理をいただいて、京都の料亭気分を味わって、この値段では、なんだか申し訳ない気持ちになってくる。

 場所は、246を駒沢方面から下ってきて、環八にあがる側道の途中である。公益社という葬祭場の隣といったほうが分かりやすいかもしれない。側道に入りそびれると、Uターンして戻ってくるには、二子の高島屋のところまでまで行かなくてはならないので、ご注意を。徒歩だと、用賀駅から10分ぐらい。

 瀬田3-6-8 3700-4661 11:00~20:00 水曜日定休(但し、祝日は営業) 専用駐車場有

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