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bar-closed (バー) 野沢

 もう数年前、環七と246が交差する上馬交差点の側道に偶然バーを見つけた。CUE BARと言う店で、環七を走る自動車のヘッドライトがなかなか情緒があって、雰囲気の良い店だった。場所が場所だけに、お客も少なく、レストランで食べた後、タクシーを飛ばして食後酒だけ飲みに行ったりした。

 好きな店だったのに、ある日電話がつながらなくなってしまった。閉店だ。
closed01

 ところが、この店居ぬきで買われて、また同じように営業しているという。それも経営者は、タレントの松尾貴史さんや、落語家の春風亭昇太さんなどなんと9人で、月代わりに交代しているらしい。
 久しぶりで行ってみたが、DVDを流す大きなモニターが増えた以外は、CUE BAR時代とあまり変わらず、落ち着いた雰囲気のままだった。

 特記すべきメニューが、糸力カレー。
 「糸力」は、富士吉田市の居酒屋だが、ここで出されるカレーが絶品。居酒屋にもかかわらず、県外からも大勢食べに来るほどのカレーである。糸井重里さんも、釣りの帰りに店に寄ってとりこになり、「私の考える世界一美味しいカレーを食わせる店を発見」と絶賛している。
 その手作りされたカレーを冷凍し、直接送ってもらって、お店で提供しているというすぐれものである。

 実は、通販生活の企画で糸力カレーのレトルトが販売されているので、てっきりそのレトルトを提供していると思って、以前そう書いてしまったら、松尾貴史さんからレトルトではありませんとご指摘のコメントを頂いた。
申し訳ありませんでした。m(__)m
 この店の糸力カレーは、レトルトではなく、富士吉田の糸力からの直送なのであります。これだけでもすごい。


 交通の便は極めて悪いが、それがまた隠れ家的な店となっている理由でもある。1階の看板の横の細い階段を上ると、大人の世界が待っている。


野沢2-34-1 2F  3424-9690  20:00~3:00
生ビール600円、マティーニ1300円、糸力カリー(キーマ・インド・ココナッツ)各800円


2007/05/19加筆

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和shoku。の水 (和食) 経堂

Nomizu01 こういう店、こういう料理人と出会えるから、食べ歩きはやめられないのだなぁ、と思えるお店を見つけた。始めて行ってぞっこん惚れ込んでしまった。昨日食べに行ったにもかかわらず、明日の予約をとりたい衝動にかられる。素晴らしい料理である。

 食べたのは、「の水会席コース」。
一皿目 酒菜盛合せ(ふぐの煮こごり、ズワイ蟹の擂り流し、飛び魚の棒ずし等6品)、
二皿目 鯛の白子の茶碗蒸し
三皿目 お造り(カジキ、燻し金目鯛、茶ぶり真タコ、ミル貝などの盛り合わせ)、
四皿目 道明寺の本鱒巻き
五皿目 揚物(蛍烏賊、山菜の盛り合せなど)
六皿目 冷稲庭梅うどん
デザート 抹茶豆腐の赤蜜がけ

 素晴らしいと感じたのは、キチンとした和食の本道があって、その上にご主人自身のオリジナリティを重ねて、この店しか出せない「の水料理」を提供してくれることだ。たとえば、お造りは、ただの醤油でなく醤油ゼリーで食させる。醤油で作った柔らかいゼリーであるがこれがなかなか良い。また燻し金目鯛は、柚子胡椒で食べたが、これが本当に良く合う。昆布の出汁がキッチリ利いた冷稲庭梅うどんは、今まで食べたうどんで一番旨かった。
 旨い素材を組み合わせ、より旨いものを作ってしまう。素晴らしい料理人だ。

Nomizu02 器は、それぞれにぴったりあった皿をうまく選んでいるが、和皿だけでなく洋皿も巧みに使いアクセントを出している。 出される料理の素材や調理法なども説明してくれる。

 場所は、経堂駅から徒歩数分。みずほ銀行の裏手になる。店は、カウンターが7席、テーブル席は4人がけが2卓、小上がりが4人がけが2卓、あと5人までの貸切個室が一つある。ご主人が料理を造るところが見えるカウンター席も、お勧めだ。足元に荷物を置く棚もあり、座り具合もとてもよい。
 
 土曜日の夜伺ったが、満席であった。
 常連客が楽しそうに食事をしている。みんな笑顔で料理を楽しんでいる。
 店は、幸福感で包まれていた。
 
 
会席コース 
  の水会席コース4,800円、すっぽん会席コース6,800円、前沢牛会席コース8,500円など

一品料理 
  酒菜盛合せ1,000円、の水とうふ550円、いぶり大根500円、いぶり地鳥レバー850円、造り盛合せ(一人前)2,500円、なめらか茶碗蒸し950円など

なお終日完全禁煙

宮坂3-12-17 5799-3124 17:30-22:00(L.O)
月曜定休(但し祝日は営業。翌日休) 地図

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三稜 (蕎麦) 尾山台

Miryou01 大井町線沿線だと、自由が丘ばかりに注目が集まるが、尾山台は素晴らしい商店街があり、食いしん坊垂涎のお店がたくさんある。たとえばケーキのオーボン・ビュータンであり、中華の華門であり、ドイツソーセージのダダチャである。どの店も、お客を遠くから尾山台まで引き込んでくる力がある。
 
 手打ち蕎麦の三稜もその一つだ。尾山台駅から徒歩1~2分だが、メインストリートから脇道に入るため店の周辺は静かだ。気づかずに通り過ぎてしまいそうだが、店の前の「石臼挽き自家製粉 荒挽き蕎麦」と書いた厚手の木の板が、はっきりと自己主張をしている。

Miryou02 店は、4人掛けと2人がけのテーブル席で20席程、あと小上がりが2卓8席ある。落ち着いた雰囲気だ。角のない優しい蕎麦は、細打ちで、少し甘めのツユと相性が良い。また、たっぷりのお湯につかった、葉っぱ型の蕎麦がきは、モチモチしていて蕎麦粉の香りもたっぷりで、大満足の一品だった。

 自家製蕎麦粉で手打ちの店は、いわゆる街場の普通の蕎麦屋と価格帯も異なり、普通の蕎麦屋と客層が違ってくるのが一般的だが、この店は、両方のお客が混在していた。気取らない店だから、近所のお客も気兼ねなく使えるということだろう。

Miryou03
 なお終日禁煙

 せいろ、かけ 各700円 天せいろ 1400円


 三稜(ミリョウ)
 尾山台3-34-3 3704-8262 11:30-14:30 17:30-20:30
 土曜定休 地図


 

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