じゃじゃおいけん (盛岡じゃじゃ麺) 上馬

Jyajyamen01 蕎麦屋「東風」の帰り、すぐ近くに変な店を見つけた。店には、元祖盛岡じゃじゃ麺専門店じゃじゃおいけん、という看板が出ている。間口が狭く、なんとも怪しい店だった。強烈なインパクトで惹かれたが、その日は満腹なので店には入らなかった。

 後でWebで調べると、盛岡じゃじゃ麺は地元ではメジャーな食べ物で、ファンクラブのサイトも見つけた。食べ方のルールもあるらしい。これは、食べてみないと始まらない。ということで、早速土曜の昼に出かけた。

 店は、カウンターのみの8席。店主は、カッコイイお兄ちゃんだ。モデル出身の及川憲司さんのお店なので「おいけん」と言うらしい。一人で切り盛りして大変忙しいが、食べ方を優しく説明してくれるから、初めて行っても心配ない。

 メニューは、じゃじゃ麺のみで、量を選択する。小盛り500円(2/3人前)、中盛り600円(1人前)、大盛り700円(1.3人前)、特盛り820円(2人前)、トリプル1,200円(3人前)となる。

Jyajyamen02 熱々の平たいうどん系の麺に、キュウリ、しょうが、刻みネギと特製の肉味噌がのっていて、これをかき混ぜて食べる。ただし、カウンターには、ラー油、酢、塩、胡椒、炒めニンニクが置いてあり、自分で混ぜながら、いろいろ入れて味を決める。私は、ラー油を多めに、胡椒とニンニクでアクセントをつけ、隠し味に酢を入れた。肉味噌とあいまって、いい感じの味になった。
 しかしこれを食べて終わりではない。正当な盛岡じゃじゃ麺の食べ方は、最後に少し麺を残し、生卵を割ってかき混ぜ、店主にどんぶりを渡すと、煮汁を入れてくれる。これに、やはり自分で肉味噌や塩で味付けし、卵スープ麺のようにしてもう一度楽しむ。1食で2度おいしい。
 これをチータンタンといって、80円追加となる。

 来店した、土曜の昼間は満席で、行列ができていた。盛岡出身の人はもとより、東京の人も癖になる味である。

上馬1-33-11 3418-5831 地図 
11:30-14:30 17:30-23:00  火曜定休


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石はら (蕎麦) 世田谷

 石はらが移転し、新店舗で営業を始めた。これにあわせて、全面的に内容を書き換えることにした。

 2007年5月、3年以上都税事務所前で営業していた石はらが、世田谷通り沿いの新店舗に移転した。入居しているビルの立替によるものだ。新店舗は、旧店舗から200m程南に行った世田谷通りの世田谷区役所前交差点を渡ったところで、豊年屋が営業していた場所だ。

 3年前にこのブログで、豊年屋のような普通の蕎麦屋でなく、手打ちの本格蕎麦屋が如何に貴重で、みんなで何とか盛り立てないとやっていけないと書いたが、まさか豊年屋が無くなり、そこに石はらが店を出すようになるとは思わなかった。豊年屋も地域のお店として親しまれていて、営業をやめてしまったのは残念だが、石はらのような本格手打ちのお店にキチンとお客が付き、店を拡張できるというのは素晴らしい事だ。

Ishiara101 さて、新店舗であるが、席数が倍増した。店に入って右側がベンチシートになっていて、2人、4人、6人掛けと組み合わせて14人、左側手前に4人掛け、中ほどに8人掛け大テーブル、そして奥にカウンター席6人分で合計32席となった。客の人数がいかようでもテーブルを選べるすぐれた配置である。

 お昼は元から込んでいたが、新店舗は夜に飲み客が大勢来る。閉店時間が22時に延びたのも理由だが、日替わりお奨めのお造りや濃厚な湯葉など酒の肴を積極的に出している。前から出している鳥焼きも塩とタレが選べるし、鴨ロースや天麩羅の盛り合わせなども相変わらず旨い。また、限定お奨めの酒などもあり、のん兵衛には応えられない。
 
 いうまでもなく、蕎麦は、相変わらず旨い。
 冷たい蕎麦は、丁寧に作られのど越しが良いし、温かい蕎麦は、ちょっと甘めのダシがここの蕎麦に合う。私は、小振りで深めのドンブリで出される玉子とじ蕎麦が大好きだ。

 蕎麦が好きで勤め人をやめ、蕎麦の世界に入られたご主人の石原さんが、思いを叶えて素晴らしい蕎麦を打ち続けている。食べに行くのが楽しみなお店である。

 せいろ800円、かけ850円、玉子とじ蕎麦950円、鴨南蛮1600円、天せいろ1550円など

3429-6227(変更なし) 世田谷1-11-16 地図
11:30-15:00(LO14:30) 18:00-22:00 (LO21:30)
定休日   水曜 第3火曜日
禁煙


 (以下2004/06/12に記述)

世田谷都税事務所の斜め前に不動産屋があった。その不動産屋は、世田谷通りへ移転し、そのあとに雰囲気の良い蕎麦屋ができた。
八王子の名店「車屋」で修行を積んだまだ若いご主人が、店を出した。

周辺には、いづみや、平野屋や豊年屋といういわゆる普通の蕎麦屋があるが、本格手打ち蕎麦は皆無である。
始めてここのせいろを食べて、まっとうな手打ち蕎麦が自分のテリトリーでいつでもたべられることが無性に嬉しかった。

と同時に大変不安になった。この値段で果たしてこの地でやっていけるのか。
本格手打ち蕎麦屋は、希少動物と同じである。その価値を周りが認めてやり、育て保護していかなければあっという間に滅んでしまう。
しかし、杞憂であった。今では固定客が付き、いつもお客さんが入っている。

10人は座れる大きなテーブルと4人がけテーブルが一つずつ、あと2人がけ2つ。
せいろは700円、天せいろ1400円、玉子とじ800円、かも南蛮1300円。

酒の肴は、鴨ロース1000円、天ぷら盛り合わせ1500円、鳥焼(焼鳥ではない)600円など豊富。
冷酒は3種類(米百俵600円、若鶴800円、亀泉1000円)。
蕎麦がき(800円)をつつきながらのむ冷酒はこたえられない。

電話    3429-6227
所在地   世田谷4-14-1
営業時間 平日 11時~15時 17時~21時 日・祭日 11時~15時 17時~20時
定休日   水曜 第3火曜日
料金    1,000~2,000

isiharaomote.JPG ishihara.JPG


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三稜 (蕎麦) 尾山台

Miryou01 大井町線沿線だと、自由が丘ばかりに注目が集まるが、尾山台は素晴らしい商店街があり、食いしん坊垂涎のお店がたくさんある。たとえばケーキのオーボン・ビュータンであり、中華の華門であり、ドイツソーセージのダダチャである。どの店も、お客を遠くから尾山台まで引き込んでくる力がある。
 
 手打ち蕎麦の三稜もその一つだ。尾山台駅から徒歩1~2分だが、メインストリートから脇道に入るため店の周辺は静かだ。気づかずに通り過ぎてしまいそうだが、店の前の「石臼挽き自家製粉 荒挽き蕎麦」と書いた厚手の木の板が、はっきりと自己主張をしている。

Miryou02 店は、4人掛けと2人がけのテーブル席で20席程、あと小上がりが2卓8席ある。落ち着いた雰囲気だ。角のない優しい蕎麦は、細打ちで、少し甘めのツユと相性が良い。また、たっぷりのお湯につかった、葉っぱ型の蕎麦がきは、モチモチしていて蕎麦粉の香りもたっぷりで、大満足の一品だった。

 自家製蕎麦粉で手打ちの店は、いわゆる街場の普通の蕎麦屋と価格帯も異なり、普通の蕎麦屋と客層が違ってくるのが一般的だが、この店は、両方のお客が混在していた。気取らない店だから、近所のお客も気兼ねなく使えるということだろう。

Miryou03
 なお終日禁煙

 せいろ、かけ 各700円 天せいろ 1400円


 三稜(ミリョウ)
 尾山台3-34-3 3704-8262 11:30-14:30 17:30-20:30
 土曜定休 地図


 

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東風 (蕎麦) 三軒茶屋

Koti01 三軒茶屋の交差点から246を500mほど二子玉川方面に下っていくと、世田谷警察署前という交差点がある。ここを左折すると、名薬通りに入る。平成10年までこの通りに明治薬科大学があったが清瀬に移転し、今は都市再生機構のアクティ三軒茶屋が建っている。このあたり道路も整備され、見違えるような美しい街並みになった。

 東風は、246の交差点から左折し、すぐまた左折したところにある。246に並行して通るこの道は、旧大山道という由緒ある旧道でもある。以前は、普通のお蕎麦やだったところが、マンションに建て代わり、1階にモダンな東風がオープンした。
 東風は、「こち」と読む。「東風ふかば匂ひおこせよ梅の花・・」という有名な菅原道真の和歌があるが、その「こち」である。東風とは、春の風のことだ。

Koti03 さてこのお店、中に入って驚くが、すばらしく機能的で、モダンだ。打ちっぱなしのコンクリートと大谷石、それに白木系のテーブルでデザインされている。六本木のカフェと言ってもおかしくない。と言っても派手なわけではなく、その場に蕎麦を供されるとキチンと落ち着くと言う素晴らしい設計である。
 席数は、4人掛けのテーブル席が3つ、6人座れるカンターテーブルが2つあり合計24席であり、広さに割りにキャパシティがある。

 せいろは、750円。腰があり、のど越しがよく、切れがある。田舎は、850円。雑味がなく甘さが浮き立つ。細麺の上品な田舎そばだ。薬味はせいろは葱だが、田舎はおろし大根だった。
 夜は、ゆっくり酒を飲めるので、鴨焼きや出し巻き卵などの酒の肴も充実している。予約ももちろん可能だ。

 ゆっくり、友と語らいながら、蕎麦がきで一杯飲めば、最高の晩になる。 
Koti02

三軒茶屋1-21-9 地図 3421-5892  
昼 11:30-14:30(LO)
夜 17:30-21:30(LO) 但し日曜日は20:30(LO)まで
但し売り切れ仕舞い
月曜定休
終日禁煙

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水埜 (蕎麦) 経堂

Mizuno01 経堂の駅前は、以前は狭くてタクシー待ちにも苦労したが、駅が高架になって、駅前ロータリーができ素晴らしく快適になった。もともと小振りだけれども、楽しいお店がたくさんあって、食いしん坊には大変に居心地がいい街だ。時間帯によっては、急行も止まるようになったし、経堂はこれから益々発展するだろう。

 農大の学生さんが行き来する農大通りを歩くと、ファーストフード店がとても多い。ハンバーグに牛丼にラーメンに・・・・やっぱり農大の学生さんのニーズがあるのだろうか、と考えつつモスバーガーの前を通り過ぎ、城山通りに出る一つ前のわき道を入ると、人通りが減り住宅街に入っていって、少し歩くと、水埜がある。

Mizuno03 白い暖簾をくぐると、蕎麦屋とは思えないモダンなつくり。淡いベージュで壁も椅子も統一されていて、木目調のテーブルとのコントラストが素晴らしい。入った奥にテーブル席12席、左手、調理場の前にカウンター席5席とコンパクトにまとまっている。

 メニューは、冷たい蕎麦が、ざる、のりかけ、山かけ、冷つかけ、鴨せいろ、天せいろの6種、温かい蕎麦が、あつもり、かけ、花巻、淡雪、鴨南蛮、天ぷらの7種で、値段は700円から1500円まで。蕎麦は、細めで色は濃く、キッチリとした歯ごたえがある。つゆは辛口で若干濃い目、細打ちの蕎麦と相性が良い。レベルが大変高く、大満足である。形を整えず素朴にまとめた蕎麦がきも、旨かった。

 酒の肴は7~8種、夜のみ、もう5~6種加わる。日本酒も焼酎も5~6種置いてあり、酒飲みには楽しい。お通しからつまみ、酒、蕎麦まで揃った「ほろよい膳」(1800円)と言う便利なセットもありありがたい。

Mizuno02 昼は禁煙、夜は土日のみ禁煙とのこと。終日禁煙にしてもらうと、蕎麦の香りが楽しめるのだけれど。

経堂1-27-13 地図 5450-3141 月と第3火定休 予約可
11:30~14:30 火~木・日 17:30~20:30 金・土 18:00~23:30 

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葵 (うどん) 用賀

Aoi01 用賀には数は多くはないが、個性的で魅力的な飲食店があり、店の良さを知る地元の人達だけが、お気に入りのお店を楽しんでいる。京うどんの葵もそんな店だ。
 駅から旧大山道を2,3分行った商店街の中ほどに、葵がある。間口は狭いが、入ってみるとカンターが13席奥に伸びて、十数人のお客が旨そうにうどんを食べている。

 うどんは、讃岐式で太い麺と細い麺がある。温かいうどんは太麺で、冷たいうどんは細麺で出されている。京うどんと言うだけあって、昆布の上品なダシに九条ねぎをたっぷり載せて出されると、気持ちはもう京都である。一度食べると間違いなくまた来たくなる、大変魅力的なうどん屋さんだ。

 メニューは多彩。温かいうどんの定番は、甘きつねうどん650円、たぬきうどん600円。人気があるのは肉うどん750円、肉カレーうどん850円。変わったところでは、大根おろしを入れた、おろしうどん600円やきんぴらうどん650円というのもある。
 冷たいうどんも人気だが、夏季限定の冷し肉ねぎうどんが大好評で、9月の土曜の昼に行ったときには、お客の半分がこれを食べていた。

 夜は、各種の旨いおつまみを出してくれるので、酒を飲んで、最後にうどんで〆るお客が多い。おつまみ類も多彩で楽しい。

 狭いし、込むので時間によってはかなり待たされるが、待つ価値は充分ある。

用賀4-12-2  3700-8520 日曜定休 
月~土 11:30~15:00 17:30~21:30 祝日 11:30~15:00
地図

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七つ海堂 (蕎麦) 代沢

Nanatumi01 代沢は、下北沢と三軒茶屋に挟まれた地域で、ネームバリューは低いが、なかなか素晴らしい店がある。あの有名な小笹寿司だって代沢5丁目である。世田谷を食べ歩く身にとっては、代沢は、なかなか気の抜けない街なのである。

 七つ海堂は、茶沢通り沿いの代沢小学校の隣であるが、飲食店としての立地はかなり厳しい。極論を言えば、わざわざ来る価値がある店にしないとやっていけない場所なのであるが、立派に固定客が付き、お店は繁盛している。さすがである。

Nanatumi03 蕎麦は、硬めで腰があり、のど越しが良く、光沢があって淡い色でなかなか美しい。つゆは色は薄めだが、しっかりした味で少しからめ。薬味は、丁寧に切った葱とワサビとかなり辛い大根下しが付く。私は、つゆには葱だけいれて、ワサビと大根下しは、箸休めに直接口に運ぶ。そのまま食べきるより、アクセントになって一層美味しく蕎麦が食べられる。

 とじそばは、ゆずの香りが食欲を誘い、一気に食べてしまった。温かい蕎麦のつゆは、少し甘めで冷たい蕎麦とは対照的。両方一度に食べるとはっきり分かる。Nanatumi02
 全体のメニューは、オーソドックスである。冷たい蕎麦が、ざるそば(700円)、おろしそば(900円)、鴨ざる(1200円)など5種類、温かいそばが、かけそば(700円)、きざみそば(950円)、鴨南蛮(1400円)など7種類、おつまみは、焼きみそ(350円)、板わさ(550円)など6,7種類である。

 お店は、入ったすぐ右手に5席のカウンター席で、あと4人掛けテーブルが3つある。いわゆる蕎麦屋と言う感じより、少し垢抜けている。こんな真面目な蕎麦を打ち続けていれば、きっとお客に好かれる、素晴らしいお店になっていくだろう。

ななつみどう 代沢4-42-8 3795-7726 地図
月~金 12時~14時(LO.)  17時半~21時(LO) 
土日祝 12時~14時半(LO)  17時~20時(LO) 
定休日 水曜、第1・3・5木曜日(但し祝日の場合は営業)

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吉祥 庵 (蕎麦) 成城

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 成城には、蕎麦屋が少ない。
 蕎麦は、日本の文化であり伝統であるから、質が高くて美味しい蕎麦屋があるかどうかは、その地域の文化の成熟度をあらわしていると思う(大げさだけど・・・)。いい蕎麦屋がない地域は、それだけ未成熟な場所なのである。だから成城にこそ質の高い蕎麦屋が必要だと思っていた。

 その成城に、最近すばらしい蕎麦屋ができた。吉祥庵(きっしょういおり)だ。二子玉川に行くバス停の前で、旭鮨の2階である。店内は、少し照明を落としていて落ち着いた雰囲気。4人掛けテーブルが5~6卓あり、別に奥に宴会ができそうなちょっと仕切られた場所もある。全部で46席だそうだから、結構広い。

 蕎麦は、少し細めでこしも十分あり、喉越しもよい。量も適当。ツユは、少しからめでメリハリがあり香りも良い。
せいろしか食べなかったが、二色蕎麦、変わり蕎麦、おろし蕎麦などもある。鶏の炭火焼や玉子焼きなど酒の肴も豊富で、その上、数種の酒を飲めるきき酒セットもあり、酒飲みにはたまらない。
kittyou02
 せいろ700円、鴨南蛮1350円、あつあつふっくら玉子焼き630円、天麩羅盛り合せ1370円
  
 成城2-26-18 5727-2100  11:30-21:30 (LO21:00) 無休 
 

 

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山中 (蕎麦) 宇奈根

 正直なところ、私は、宇奈根のお店を掲載するようになるとは思っても見なかった。宇奈根は、多摩川と多摩堤通りと東名高速に囲まれた一帯で、商店がほとんど無い住宅街である。交通の便も悪く、「世田谷の秘境」などと言う人もいる場所で、飲食店を出店するのは、相当に厳しいものがある。

 そこへ山中は開店した。
 店は、黒一色のモダンな建屋に凝った店の看板。あか抜けている。

 メニューは、蕎麦は、「もり」と「かけ」だけ。天麩羅は、掻き揚げ、穴子、巻海老、盛り合せとなっていて、品数は少ないが、新規開店ならこれで十分である。二人で、もりとかけ、そして巻海老と盛り合せの天麩羅を注文した。カウンターだったため、天麩羅を一品ずつ揚げながら出してくれて、熱々の海老やアスパラをつまんでいるうちに、蕎麦が出て、蕎麦を食べている途中に、椎茸や掻き揚げが出てくるという、幸せのダブルパンチをあびた。

 蕎麦は、しっかり腰があり、きらきらと輝いていて極上。しかし、その上を行くのが天麩羅である。私は、この店を蕎麦屋で紹介したが、むしろ天麩羅屋で旨い蕎麦を出していると言った方が正しい気がする。それほど、天麩羅のレベルが高い。

 面白いもので、街場に天麩羅屋は少ない。外食で天麩羅屋に行ったことが無い人も結構いるかもしれない。なぜか天麩羅屋の敷居は、高いのである。じゃ外食で天麩羅を食べないか?そんなことはない。蕎麦屋に行くと天麩羅そばや天ざるなんかを普通に頼む。だから蕎麦屋は必ず天麩羅を出しているが、そのレベルは、申し訳ないが、天麩羅一本で暖簾を出している店と比べるとかなり落ちる。
 この店の天麩羅は、これだけで暖簾を出せる高いレベルである。

 天麩羅だけだと経営的にかなり難しいかもしれないが、蕎麦も出すことでお客が何倍にも増えると思う。実は、このお店蕎麦屋とも天麩羅屋とも書かれていない。
 店主の気持ちがどこにあるのか、ちょっと気になるところである。

 会計は、自席でテーブルチェックなので、レジの前で待たされることも無い。何から何までスマートな店だ。

 場所は、多摩堤通りから天神森橋を渡りすぐに右折して、道なりに700m行ったところの、宇奈根地区会館の信号(宇奈根の唯一の信号らしい)を右折して、左側にある。店の前に4台駐車可能。

 もり 700円 かけ700円 巻海老の天麩羅1,200円 天麩羅盛合せ2,500円

 宇奈根3-7-15 3416-6620 11:30-14:00 (LO13:30) 17:00-20:30 (LO20:00)  日月定休

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山灯香(蕎麦) 三宿

 246と三宿交差点で交差する三宿通りは、かつては何の変哲もない通りだったが、バブル全盛期に、246北側にゼストが、南側(世田谷公園方面)にラ・ボエムができ、その豪華で非日常の雰囲気で評判になった(ちなみに両方ともグローバルダイニングという業界系の方が集うレストランを提供する大きなレストランチェーンのお店)。

 それから南側に比較的オープンで大き目の雰囲気の良い店ができ、北側には、隠れ家的な小粒だけどなかなか洒落た店が続いてできていった。 こうなると六本木や青山で遊んでいた業界系の方たちが隠れ家的に利用するようになってきて、三宿は、世田谷の他の繁華街、三茶、下北、二子などと明らかに異なる雰囲気をかもし出すこととなる。

 この地域が最も異なるのは、店の営業時間帯である。紹介するこの山灯香も蕎麦屋なのに、夕方5時開店閉店は明け方4時半である。繰り返すが蕎麦屋である。業界系の方たちが遊ぶ時間は、本当に遅いのである。

 山灯香は、三宿交差点から246を三茶方面に少し下ったところで、和風の木造の引き戸があり、正面に「板そば」と大きく書かれている。板蕎麦は山形の名産で、大きなお盆のような木箱に蕎麦を散らせるように盛っている。新潟小千谷のへぎ蕎麦が有名だが、まあその兄弟みたいなものといえばよいだろうか。

 太い田舎蕎麦風と細い更科風とが選べる。店のお勧めは太麺だが、私は細面の方が気に入った。もちろんどちらも高いレベルにある。そば切り(盛り蕎麦)が基本で、胡麻だれ、鴨汁、芋煮、鳥汁そば切りとバリエーションも豊富である。暖かいそばで「かつそば」「浅利そば」というちょっと変わったメニューもある。

 しかし、ここに来る客のほとんどは蕎麦のまえに酒を飲む。だし巻き玉子、特製煮込み、つくね団子焼きそして合鴨焼きと何れもハイレベル。日本酒も黒帯や六歌仙などいい酒を置いているし、焼酎もそろえている。

 蕎麦の実を揚げた、小粒のおかきみたいなものが各テーブルの上にのっていて自由に食べられる。これを味見にと思ってちょっと食べたら病みつきになった。不思議な食感で、これを食べにだけでもまた来たい。

太子堂1-4-35 5779-3670 17:00~4:30 無休  
田園都市線三軒茶屋駅、池尻大橋駅どちらからも徒歩10分

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